アメリカのドナルド・トランプ大統領がここにきて急激に方針転換している様子は、アメリカ国内で大きく報道されている。そして、中国でも話題となっているようだ。
トランプ氏は、中国の金融政策に対する姿勢を大きく変えている。
これまでトランプ氏は、中国政府を為替操作の「グランド・チャンピオン」だと非難していたが、4月6、7日に中国の習近平国家主席と会談した後、その見解を翻した。
ウォール・ストリート・ジャーナルの記者で北京駐在のテピン・チェン氏は、トランプ大統領の突然の心変わりを報道機関がどのように伝えていたかを次のように示した。
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トランプ大統領がもう中国を為替操作国と呼ばないことについて、このように報じられている。
「手のひら返し!」
「トランプ氏、またしても自分に往復ビンタ」
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こういったニュースの見出しが躍ったのは、中国メディアがトランプ氏のシリア攻撃を批判してからわずか数日後のことだった。中国の国営メディアは長い間反トランプの記事を出し続けている。
中国メディアは、トランプ氏の大統領選勝利を「民主主義の機能不全」と呼んだり、ベニート・ムッソリーニやアドルフ・ヒトラーと比べたり、「子供のように無知」と言ってスペルミスの問題をからかったりしてきた。
大統領選挙期間中には、トランプ候補は「しゃべり過ぎ」で「完全に隠し立てなし」の人物だと言い、ピエロに例えるほどであった。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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