アメリカのドナルド・トランプ前大統領が11月15日(現地時間)、2024年の大統領選への立候補を表明した。
トランプ氏は同日午後9時に、フロリダ州にある同氏の邸宅「Mar-A-Lago(マー・ア・ラゴ)」でスピーチをする直前に、立候補の届出を提出した。
スピーチでは支持者を前に「アメリカのカムバックは、今ここから始まる」と宣言。
そして「我々は素晴らしく卓越した国だ。しかし今、我々の国は傾いており、悪化している」「それではいけないということを宣言するために、今夜ここにきた」と述べた。
トランプ氏は11月8日に行われた中間選挙の前日に「大きな発表をする」と伝えていた。
しかし、トランプ氏の推薦を受けた候補者は中間選挙で苦戦し、共和党が予想していた同党の圧勝「赤い波」は実現しなかった。
そのため、立候補の発表を遅らせた方がいいとアドバイスした共和党議員もいたが、トランプ氏は事前の予告通り15日に発表に踏み切った。
事前の調査から、同氏が再び共和党の候補者に指名される可能性がある。
その一方でトランプ氏は現在、大統領退任後に自宅に機密文書を持ち帰った容疑などで、連邦の捜査を受けている。
また、2020年の大統領選では自身の敗北を受け入れず「選挙は盗まれた」と主張。権力を維持するために連邦議事堂の襲撃を呼びかけた。この事件では警察官を含む5人が死亡し、約140人が負傷。4人の警察官が自殺している。
※ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。