宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」がアメリカで始めたキャンペーンが、SNSなどで話題を呼んでいる。
「ピザのために舗装します(Paving For Pizza)」と謳い、国内の道路に開いた穴やひび割れをドミノ・ピザが補修していくという。
キャンペーンが始まったのは6月11日。テイクアウトしたピザを車に乗せて持ち帰る際、道路にあるくぼみにタイヤがはまって「ピザがめちゃめちゃになる」のを防ぐため、補修工事に乗り出したようだ。
ドミノ・ピザの公式Twitterは、自動車に載せられたピザ・ボックスの中を撮影した動画を投稿。道路の凹凸で車が上下するたび、トッピングが崩れていってしまうのがわかる。
もし、自宅周辺の道路に欠陥を見つけたら、特設サイトでドミノ・ピザに補修を依頼できる。補修工事が終わった後は、お馴染みのドミノ・ピザのマークもペイントされるようだ。マークの下には「OH YES WE DID(私たちがやってやったぜ)」の文字も。
キャンペーンが始まると、すぐにTwitterで話題を呼び、多数の海外メディアがドミノ・ピザの取り組みを取り上げた。「行政がやるべき仕事をピザチェーンがやっている」と皮肉るツイートは、17日時点で4万回以上の「いいね」を獲得した。
「市が何もやろうとしないから、ドミノ・ピザが自腹で道路にできた穴を補修している。これは過去最高のキャンペーンで、正直言って、行政がやるべき仕事をピザチェーンがやっていることがとても悲しい」
「ピザの安全のために」を名目にしているが、社会貢献に繋がる活動でブランドのイメージが向上され、マークを道路に残すことで自社のPRにもなる。何とも斬新で、秀逸な発想だ。