南カリフォルニアでホエールウォッチングを楽しもうとしていたツアー客の前に、約1000頭のイルカの大群が現れて、ボートに乗っていた人々を圧倒しました。
カリフォルニア州オレンジ郡のホエールウォッチング会社「デイナワーフ・ホエールウォッチング」のツアー客たちが、イルカの大群に遭遇したのは3月。
同郡デイナポイントを航行中に、イルカの大群と出会いました。
イルカの大群は、一般的に「スーパーポッド」もしくは「メガポッド」と呼ばれますが、デイナワーフ・ホエールウォッチングでは「スタンピード」と呼んでいます。
この時のスタンピードは、約4時間続いたといいます。
「イルカたちは興奮しているようでしたが、それでもとても優雅でした。沿岸を泳ぐ姿に、私たちは心を奪われました」とデイナワーフ・ホエールウォッチングはYouTubeでコメントしています。
イルカは 社会性を持った生き物で、通常は200匹以下の群れで行動すると言われています。その小さな群れが、食べ物が豊富な場所に集まってきた時に、メガポッドが発生します。
カリフォルニアはホエールウォッチングやドルフィンウォッチングの名所として知られており、2013年にはサンディエゴから数マイル離れた場所で、何千頭ものクジラのスーパーメガポットが報告されました。
その時にメガポッドを目撃したチャーター船の船長ジョー・ドゥトラさんは「見渡す限り、クジラだらけでした」と、NBCに話しています。