犬が運転したトラクター、幹線道路で渋滞を引き起こす

賢い犬だが、運転はまるっきりダメだ。スコットランドのアビンドンに住む4歳のボーダーコリーである「ドン」は、操縦席に寄りかかり、トラクターを走行させた。
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賢い犬だが、運転はまるっきりダメだ。

スコットランドのアビンドンに住む4歳のボーダーコリーである「ドン」は4月22日朝、牧羊を営む飼い主のトム・ハミルトン氏(77)と一緒に、牧場内をミニトラクター(4輪バギートラック)に乗って見回っていた。

「私はミニトラクターを運転していたのですが、柵から外に出そうになっている子羊を見つけ、捕まえるためにトラクターから降りました」。ハミルトン氏は、スコットランドのテレビ放送局「Scottish Television」のインタビューにこう説明した。

「NBC News」の記事によると、ハミルトン氏がトラクターを振り返ると、ドンは操縦席に寄りかかり、トラクターを走行させた。トラクターはドンを乗せたまま高速で坂を下り、牧場の柵を破壊して、脇を通る幹線道路に突進した。そして、その後、道路の中央分離帯に衝突した。

スコットランド交通局が運営する交通モニタリングサービス「Traffic Scotland」がツイートしたように、ドンにケガはなく、この事故による負傷者はひとりも出なかったが、トラクターの衝突によって車の通行に遅れが生じたという。

「M72」道路が渋滞中。原因は犬が操縦しているトラクター。いえ、冗談ではありません。トラクターは中央分離帯にあり、牧場主と警察が現場にいます。

ドンは今回のできごとに、かなり恐縮しているようだ。

冒険のあとのドン。

ただ、ドンが危険な運転をしたからといって、ほかの「運転する犬」たちの評価を下げるべきではない。実は、犬は訓練を受ければちゃんとした運転ができる。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:丸山佳伸、合原弘子/ガリレオ]

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