新型コロナウイルス感染防止で多くの人が自主隔離しているアメリカで、一頭のゴールデン・レトリバーが隣人を助けている。
コロラド州に住むレネ・ヘルマンさんは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの疾患があるため、特に新型コロナウイルス感染に気をつけなければいけない一人だ。
外出が命取りになりかねないヘルマンさんを助けるために、隣人のカレン・エベレスさんがある方法を思いついた。
それは、愛犬のサニーに食料を届けてもらうこと。そうすれば、ヘルマンさんは人と接触せずに必要な物を入手できる。
地元テレビ局KKTVが、サニーがヘルマンさんに必要品を届ける様子を伝えている。
「レネがサニーに買い物リストを渡し、サニーそのリストを私のところに持ってきます」
「そして私がリストにある品物を買ってきて、それをサニーが届けます」と、エベレスさんはKKTVに説明する。
これまでも、家の中の物をとってくるなどしてエベレスさんを助けてきたサニー。abcによると、隣人に食料品を届けるという新しい試みを、1日で習得したという。
「サニーは私のヒーロー」とエベレスさんは、愛犬に感謝と敬意を表する。
サニーのデリバリーはこれまで数週間続いており、必要な限り続けるという。
ヘルマンさんは、「カレンは、素晴らしい隣人です」とエベレスさんへの感謝を口にする。
そして自主隔離中のヘルマンさんにとって、サニーがやってくることもまた、楽しみの一つだとKKTVに話す。
「サニーが来てくれることも、ありがたいですんです。こうやってコミュニケーションを取れることで気持が明るくなります」