ドキュメンタリー映像「こども哲学-アーダコーダのじかん-」映画館上映へ

答えのない禅問答のような反省の繰り返しが、永遠に続くのかもしれない。
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YOHEY KAWABE

2018年2月4日(日曜日)から、神奈川県逗子市の映画館シネマアミーゴでドキュメンタリー映像「こども哲学-アーダコーダのじかん-」の上映がはじまる。

この作品の撮影現場も、神奈川県逗子市。映像の中では、4歳から6歳の子どもたち10人と僕が哲学対話というものに取り組み始める。

実はもともと逗子でこども哲学の活動を定期的にしていたわけではなく、映画の撮影とともに、近所の子供たちと哲学対話をはじめた。

そんなわけで「こども哲学」に興味がある、近所の子どもと一緒に取り組みたい、そういう方に対してゼロから始まる本当の記録が提供されている。

今、自分自身で映像を見てみると、あぁ・・と我が身の至らなさ、参加した子ども、保護者、撮影チームの心労に思いを馳せずにはいられない。

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YOHEY KAWABE

映像が撮影されたのは2016年の1月から。今、2018年の1月なので、かれこれ2年も前のことになる。

このドキュメンタリー映像の中で、こどもたちと哲学対話にとりくんでいるのは僕であり、それぞれのこどもの保護者だ。

2年前と今とでは、活動しているこどもたちも、僕自身の哲学対話に対する考え方も全く違うが、だからこそ記録は大事だと感じる。

では今は活動に満足できているかといえば、やはり毎回、こども哲学教室の様子をビデオ撮影で記録し、反省を繰り返す日々に変わりない。

もっとこうしたほうがいいのかな、子どもたちは楽しめていたかな、と答えのない禅問答のような反省の繰り返しが、永遠に続くのかもしれない。

2月4日の初日の上映は午前10時から、上映後には午前11時から内田監督と私のトークイベントが予定されている。

客席20あまり、予約不可なので、上映時間ギリギリでの入場よりは少し余裕をもって来場いただいたほうが確実かもしれない。

2017年にアメリカ・シカゴで開催されたブローアップ・アートハウス国際映画祭のドキュメンタリー部門でファイナリストにも選ばれた作品。

撮影中に「こども哲学教室」が開かれた黒門カルチャーくらぶの目の前の映画館で、場の空気を感じながら鑑賞していただけたら幸いだ。

http://cinema-amigo.com/movie/000640.html