米倉涼子、10月から『ドクターX』 「もう一度最後のつもりで」
女優の米倉涼子演じる“失敗しない女”が今年も帰ってくる。テレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』が10月期(毎週木曜 後9:00~9:54)に放送されることが決定。連続ドラマシリーズとしては5度目となり、米倉は「自分の出演作で、第5シリーズまで続く作品は初めて! 『ドクターX』は反響の大きい作品だからこそ、私自身は続編を作るたび、余裕よりも不安を感じてきました」と言いながらも、「もう一度『最後のつもりでやろうか!』と思いました。みんなで力を合わせ、また“新しい大門未知子シリーズ”を作り上げていきたいです」と、やる気は十分だ。
同ドラマは、目の前の患者を救うというポリシーのもと、圧倒的な腕で数多くの命を救いながら、金と欲にまみれた医療界にも鋭いメスを入れてきたフリーランスの天才外科医・大門未知子の活躍を描いた医療ドラマ。これまで放送された4本の連続ドラマおよびスペシャルドラマはいずれも高視聴率を記録し、橋田賞や向田邦子賞などの受賞歴を誇る。未知子の決めぜりふ「私、失敗しないので」のごとく、“失敗しない大ヒット・シリーズ”となっている。
今月、米ニューヨーク・ブロードウェイで上演されたミュージカル『シカゴ』で、2度目の主演を務め、その後、滞在していた米ロサンゼルスで代表取材を受けた米倉。「とにかく、楽しみにしていてください。私、失敗しないので。I never fail!…な~んて(笑)」と、新シリーズに向けて、意気込みを新たにしていた。
なお、同ドラマは、最新の第5シリーズと過去に放送された全4シリーズを、9月より日本国内を除く世界200以上の国と地域で配信することが決定(海外配信プラットフォームは追って発表)。国内では過去4シリーズを、auの動画配信サービス、「ビデオパス」ほかで9月1日より見放題配信。新作の放送前に、大門未知子の活躍を、まとめておさらいすることができる(最新作の配信は現段階では未定)。
新シリーズでは、「東帝大学病院」に“患者ファースト”を掲げる初の女性院長が誕生。クリーンな医局を取り戻すべく大改革を進めていた。しかし、病院に巣食う権力者たちは自らの“旨味”を奪還すべく、絶対的権力と縦社会で統制された“真っ黒な巨塔”を復活させようと、暗躍し始める。「東帝大学病院・知床分院」に左遷されていた蛭間重勝(西田敏行)も怪しい動きを見せる中、未知子は薄汚れた組織と真っ向から渡り合っていくことに。
未知子が所属する「神原名医紹介所」の仲間を演じる内田有紀や岸部一徳、縦社会の医局で“御意軍団”を形成する外科医を演じる遠藤憲一や鈴木浩介ら、常連メンバーの出演も決定。今後発表される新キャラクターも加わり、新たな騒動を巻き起こしていく。
■『ドクターX』過去シリーズの平均視聴率 (ビデオリサーチ調べ、関東地区)
第1シリーズ(全8話):2012年10~12月 19.1%※同年の民放連続ドラマ1位
第2シリーズ(全9話):2013年10~12月 23.0%
第3シリーズ(全11話):2014年10~12月 22.9%※全ドラマ年間トップ
スペシャル: 2016年7月 22.0%
第4シリーズ(全11話)2016年10~12月 21.5%※同年の民放連続ドラマ1位
■主な登場人物(第5シリーズ)
大門未知子(だいもん・みちこ)…米倉涼子
城之内博美(じょうのうち・ひろみ)…内田有紀
海老名敬(えびな・たかし)…遠藤憲一
原守(はら・まもる)…鈴木浩介
神原晶(かんばら・あきら)…岸部一徳
蛭間重勝(ひるま・しげかつ)…西田敏行