写真家ヴィンセント・ブラディ氏の作品シリーズ「Planetary Panoramas」(惑星のパノラマ)は、「壮観」という言葉でも足りないほどだ。
このシリーズの写真には、米国とカナダにあるすばらしい景色の場所で撮影された、息を呑むほど美しい空の様子が写っている。
「私は2012年に、さまざまな写真トリックやテクニックを実験していた。日中には360度のパノラマ写真を撮影し、夜間には空を流れるたくさんの星を長時間露光で撮影していたのだが、突然、この2つのテクニックを組み合わせたら幻想的なものができると気づいたのだ」と、ブラディ氏は自身のウェブサイトで述べている。
「地球は、時速約1674キロメートルという一定速度で回転しているので、私は魚眼レンズを搭載した4つのカメラからなる装置を作って、夜空の動きを全方角から撮影した。そのためこれらの写真には、北極星を周回する星たちや、南極点の様子や、地上の360度パノラマ風景が写っている」
ブラディ氏は、ミシガン州にあるランシング・コミュニティ・カレッジで準学士号を取得して卒業した後、2013年からこの装置を持って旅に出たという。
「この装置は、ミズーリ州のホタルの群れ、デビルスタワーの不気味な夜、グレイシャー国立公園のローガン峠、ブリティッシュコロンビア州の山々、そして合衆国南西部にある驚くべきアーチ状の岩や砂岩の遺跡を私に見せてくれた」とブラディ氏は記している。
ブラディ氏はこれらの画像を動画化したものを、YouTubeでも公開している。
[Dominique Mosbergen(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]
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