新型コロナウイルスの影響で臨時休園が始まってから約10カ月。
アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニーランドが1月14日、年間パスポートのプログラムを終了させると発表した。すでに年間パスポートを購入している人は返金を受けられる。
ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック社長は「今後のパンデミックの状況や規制について先行きが不透明なために、現在の年間パスポートプログラムを終了する」と、年間パスポート終了の理由を説明している。
KTLAによると、ポトロック社長は年間パスポート保持者へのメールで「約40年に渡り、私たちの年間パスポートプログラムは、最も大切なお客様たちと繋がるための重要な一部になってきました」「年間パスポートの終了を、私たち同様多くの利用者が残念に感じていらっしゃると思います」とプログラム終了を惜しむ気持ちをを綴った。
その上で、「利用者の要望に応えられ、選択肢や柔軟さや価値を届けられる新しいメンバーシップを用意する」と年間パスポートに代わる新しいプログラムが用意があることを明かした。
新プログラムの詳細は、決まり次第発表するという。
2021年も苦しい運営が続く
新型コロナウイルス感染症がアメリカで増加した後、カリフォルニア州は、大規模テーマパークにも制限を課し、ディズニーランドは2020年3月に臨時休園した。
その後、一部の商業施設は営業を再開したものの、テーマパーク全体の営業再開は見通しが立っていない。
休園が続く中で、ディズニーランドは1月13日から大規模なワクチン接種会場としての利用が始まった。
フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは年間パスポートを中止していないが、両パークの年間パスポート保持者はカリフォルニア州のディズニーランドでの利用ができなくなる。
年間パスポートを巡っては千葉県・浦安市にある東京ディズニーランド・シーも2020年10月、年間パスポートの延長をせず、有効期限に応じた払い戻しをすると発表した。