暑い日に飲む冷たいソーダほど美味しいものはない。でも、それに何かを混ぜてさらに美味しくする方法があるらしい...。
TikTokで人気の「ダーティソーダ」は、普通のソーダにフレーバーシロップやクリームなどを加えたもの。
クリーミーな口当たり、豊かな風味、そして甘みが増したダーティソーダは、まるで地球上で最高のクリームソーダのようだという。コーラフロートなど、乳製品を使った甘いドリンクが好きな人にはたまらない一品だ。
アメリカでは多くの人々がDIYのダーティソーダ作りの動画を見て、オリジナルのドリンクを作って楽しんでいる。
発祥の地
ユタ州の人々はソーダに真剣だ。州住民の62%が末日聖徒イエス・キリスト教会に属しているため、コーヒーや紅茶、アルコールを飲まないよう指導されており、バーやカフェと共に、派手なソーダショップも人気がある。
地元の人気ショップは「ダーティソーダ発祥の店」を名乗る「Swig」だ。ユタ州のセントジョージで創業し、今ではアリゾナ州やテキサス州など、複数の州で店舗を構えている。
このダーティソーダへの注目は以前から高まりつつあったが、2021年末に人気若手歌手オリビア・ロドリゴがSwigのカップを手にした写真をInstagramに投稿してからというもの、人気に火が付いた。
初期のレシピでは、ダイエットコーラにココナッツ風味のクリーマー(コーヒーフレッシュのようなもの)とライム汁を混ぜていたようだが、すぐにたくさんのアレンジバージョンが生まれた。
オリジナルを作って楽しむ
TikTokで360万人のフォロワーを持つコンテントクリエイターのキャリー・バークさんは、このトレンドとその創造性を探求してきた。
「TikTokの良いところは、みんなDIYが大好きなところ。動画では、ダイエットコーラに、バニラかココナッツ風味のクリーマーもしくはハーフ&ハーフ(ミルクとクリームを混ぜたもの)、そしてライム汁を少し加えて作っている人を多く見ました。私もそのレシピを試して、動画を投稿しました」
ライフスタイルブロガーのタタニシャさんとデリックさんのカップルは、2014年にすでにオリジナルレシピを開発していたという。「タタニシャはアルコールを飲まないので、僕らは常にノンアルレシピを探求しているんです」とデリックさんは述べる。
「僕らのレシピは、普通のコーラもしくはチェリーコーラにココナッツシロップと搾りたてのライム汁を入れます。そこに自家製のホイップクリームを加えると、これまた絶品なんです」
ユタ州在住で過去にソーダショップで働いていた経験のあるTikTokerのタイラー・ベンダーさんは、ユタ州とダーティソーダの関係について「ユタの人たちは、ダーティソーダが大好きです。地元の人間にとって、それは生活の一部なんです」と語っている。
ハフポストUS版は彼らTikTokerやブロガーに、家で最高のダーティソーダを作るコツを聞いた。
おいしいダーティソーダを作るための5つのアドバイス
1. クリームを入れすぎない
クリームであれクリーマー(コーヒーフレッシュ)であれ、入れすぎは良くないようだ。「個人的には、1缶のソーダに対して、クリーマーは約60ccの比率が良いと思います。多すぎると分離したり、ソーダの味を圧倒してしまいます」とバークさんは話す。
2. 材料は全て冷やしておく
これは暑い日に爽やかな気分にしてくれるドリンク。だからソーダをキンキンに冷やしておくのはもちろん、他の材料も全て事前に冷蔵庫に入れておこう。
3. 牛乳は使わないで
実際に普通の牛乳を使う人もいるそうだが、おすすめしないそう。ソーダショップのレシピのように、クリーマーやハーフ&ハーフを使おう。
4. シロップは控えめに
シロップは1種類につき1〜2さじで良いという。ソーダショップでは、フレーバーラテでもよく使われるToraniのシロップを使っているそうだ。
5. 柑橘系フルーツのスライスはドリンクに入れっぱなしにしない
搾りたてのライム汁が入ったダーティソーダは美味しいが、スライスをドリンクに入れたままにしていると、次第に苦くなってしまうという。
バニラやココナッツ風味のクリーマーなど日本では手に入りにくい材料もあるが、TikTok動画を参考に自分オリジナルのダーティソーダにトライしてみてもいいかもしれない。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。
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