クイズです:ボブとビルはルームシェアをしている親友です。いつも同じご飯を食べ、似たような仕事をして、一緒に同じエクササイズを始めました。そんなふたりのたった一つ違うところは、睡眠習慣です。ボブは、平均7〜8時間寝るのに対し、ビルの睡眠は不規則で寝不足です。
同じ運動をして栄養を摂取して健康管理をしているのに、ボブはうまくいき、ビルはうまくいかないのは一体なぜでしょうか?
たった一つ違うのは、睡眠です。ビルもボブも頑張っていますが、結果は違ったものになりました。もっと見た目も体もヘルシーなライフスタイルを変えたいなら、睡眠がカギだったのです。
2月23日のワシントン・ポスト紙によれば、睡眠不足は、体重増加を引き起こすそうです。怪我をしやすく、テストステロンが上昇するため、うつ病や骨密度低下につながることが研究によって明らかになりました。
深い睡眠の間に、筋肉は運動によって傷ついた細胞を修復し、脳は記憶を定着させ、毒素を排出したりします。この過程がうまく働かないと、どんなにいいエクササイズや食事をとっても無駄になってしまうのです。
アメリカ・テキサス州のゴールドジムでパーソナルトレーナー・フィットネスマネージャーとして働くチルジーブ・ソーニー氏は、ワシントン・ポストの取材に次のように話している。
「筋肉はジムで作られると思っている人が多くいますが、実際には眠っている間に作られます。傷んだ細胞を修復するときに強くなるのです」
「睡眠が素晴らしい身体を作る」だけでは、納得できないというのなら、睡眠がもたらす、さらなるポジティブな変化を紹介しましょう。「質の高い睡眠」によって、仕事ができる人間になれるし、長生きにもつながります。まわりの人にとって、好印象を持たれやすくなります。だから、時間がないなんて言わないで、きちんと寝ましょう。失うものなんて、(体重くらいしか)ないのですから。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
男性は知らない。すべての女性がやっていることを。