デング熱に感染した3人が蚊に刺された東京都渋谷区の代々木公園では、8月28日夕方、渋谷門付近の半径75メートルの範囲を立ち入り禁止にして蚊の駆除を行った。周囲を鉄製フェンスなどで囲い、薬剤を散布して蚊の駆除を行ったという。日刊スポーツなどが報じた。
媒介したとみられるヒトスジシマカの行動範囲は半径50メートルほどという。午後5時から約2時間にわたって、白い防護服にマスクや帽子を着けた作業員3人が800リットル分の殺虫剤を散布し、蚊の駆除を行った。
(日刊スポーツ「代々木公園封鎖 デング熱新たに2人」より 2014/08/29 09:31)
代々木公園サービスセンターに問い合わせたところ、29日朝9時からフェンスの撤去が開始され、立入禁止が解除されたという。
■デング熱にかかると「骨と目が痛い」
FNNニュースによると、デング熱にかかったことがある男性はその症状について「『ブロークン ボーン フィーバー』って聞いてたんですよ。骨が折れるぐらい痛いと。熱が上がると同時に、骨が痛いのと、目の奥の芯が、もう、表現しがたい痛さですね」と話している。
東京都は、蚊に刺されて発熱するなどした場合は、医療機関を受診するよう呼びかけるとともに、都庁内に専用の相談電話(03-5320-4179)を設置。平日午前9時から午後7時まで、相談を受け付けるという。
なお、都は、2004年から都内16か所で蚊を採集し、デング熱などの感染症の原因となる病原体の保有状況調査を行っているが、これまで、病原体が発見された例はない。都は今後、調査ポイントを増やし、監視を強化する方だ。
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