PRESENTED BY DELL

デルが目指したのは、想像を超えるユーザー体験。

キーワードは、カメラ、シネマ、コネクト。

パソコンで作業をしながら、合間にストリーミング動画を見て一息。ビジネスパーソンならばよくあるシーンだ。

多様化するワークスタイルとプライベートタイムのニーズに応えるノートパソコンが期待されるなか、世界的パソコンメーカーのデルが、新商品「New XPS 13」を発表した。

1月初旬にアメリカで開催されたCES 2019でも多くの賞を受賞し、いまデルが最も自信をもって送り出す「New XPS 13」は、今までのノートパソコンとは一線を画す3つの"新たな体験"をユーザーに与えてくれる。

・世界最小クラス 2.25ミリの「ウェブカメラ体験」

・超高画質かつクリアな音声。最良の「シネマ体験」

・パソコンとスマホの連携「コネクト体験」

この製品の魅力について、来日したデルのXPSシリーズをはじめとした製品を統括するフランク・エイゾール氏に話を聞いた。

Open Image Modal
Dell Inc. ALIENWARE、デルゲーミング&XPS担当 バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー フランク・エイゾール氏
DAICHI TOGO

デル史上"最小"、2ミリのカメラ

スタイリッシュなデザインと、クラス最高レベルのパフォーマンスを兼ね備える「New XPS 13」は「かつてないユーザー体験をかなえる一台として作り上げた」と述べる。

「以前のモデルではカメラをディスプレイの下に配置していたのですが、ユーザーにとっては必ずしも使い勝手がいい位置ではありませんでした。

そこで、フレームいっぱいに広がるディスプレイを維持したまま上部に配置するために、世界最小クラスの2.25ミリのウェブカメラを開発しました」

カメラを小型化しても、画質には一切の妥協を許さなかった。以前と同じ高画質が保証されている。

Open Image Modal
上部が2.25ミリのカメラ。下に紐づいているのが従来のサイズ
DAICHI TOGO

パソコンメーカーがなぜ、「シネマ」?

"新体験"の2つ目は、目の覚めるような色彩と、臨場感あるサウンド、快適なストリーミングを実現した「DELL CINEMA テクノロジー」だ。

だが世界的パソコンメーカーが、なぜ「シネマ」に着目したのか?

「ほとんどのパソコンメーカーはハードウェアの開発を中心に考え、素材やサイズなどの外側の仕様から入りますが、デルは違う。まずはユーザーがどのような用途で製品を使っているのかを考えるところから始めます。

パソコンの用途で最もポピュラーなのは、動画コンテンツの再生/ストリーミングです。そこで今回は、ユーザーがより良い環境で動画を視聴するために3つの要素を重要視しました。

1つ目は、ディスプレイ。高画質であることはもちろん、用途によってディスプレイの設定が最適化されるようにしています。というのも、動画を見るときと、ネットやEメールをするときとではディスプレイの役割は変わってきますよね。

Open Image Modal
普段の作業はいつもと同じ画質と明るさで、お気に入りの映画を観るときにはカラー設定を変更。HDRのような高画質をパソコンで楽しむことができる。
DAICHI TOGO

2つ目はオーディオ機能。レスポンスの質を改善し、周波数も状況に応じて変えることができます。パソコンで映画を観ながらホームシアターのレベルに匹敵する音質を作り上げました。

3つ目は、ストリーミング時間を短縮するためのネットワーク技術です。これについては、トラフィック(通信)状況を常時モニターできるようにしました。例えば動画をストリーミングしているときに背景で何らかのアップデートがかかっていたり、メールを受信していたりするような場合には、どの通信を優先させるかを決めることができます。ストリーミングを最優先すれば、バッファやロードにかかる時間を短縮させ、遅延を発生させません」

スマホのアプリをパソコン上で操作

「Dell Mobile Connect」(デル・モバイル・コネクト)という、パソコンとモバイルの機能を連携するソフトウェアも、私たちに新たな体験を提供してくれる。

「この機能を使えば、スマートフォンに入っているコンテンツをすべてパソコンで見ることができ、パソコンに入っているものもすべてスマホで閲覧できます。

例えば、スマートフォンにきたテキストメッセージに対してパソコンから返信することもできますし、スマートフォンにかかってきた電話をパソコンで出ることもできます。アプリもパソコン上で使えるので、Uber Eatsを呼んだりGoogleマップを開いたりということもスマートフォンを使わずにパソコン上で完結できるのです」

Open Image Modal
スマートフォンでしたいことがパソコン上ですべてかなえられる。スクリーンのミラーリングも可能に。
DAICHI TOGO

「最近では、パソコン上に表示させたスマートフォン画面からファイルをドラッグ&ドロップでパソコンに保存できる機能も新しく導入しました。

AndroidだけでなくiPhoneもサポートしているので、Appleが提供するアプリやコンテンツも利用できます」

「Dell Mobile Connect」による連携でアプリの利用や対応が一本化できれば、作業効率も格段に上がりそうだ。

Open Image Modal
エイゾール氏はeスポーツ界でも著名。デルのゲーミングPC「ALIENWARE」も担当する。
DAICHI TOGO

このXPS 13は、冒頭でも述べたように、先日のCES 2019でイノベーションアワードを受賞した。エイゾール氏は「とても光栄です。CES 2018でデルが獲得した賞の数は87でした。今年は100を超えることを目標とし、結果として144もの賞を獲得しました。特に、このNew XPS 13での受賞はデルにとってだけでなくPC業界全体にとっても大きな飛躍になったと思います」と述べ、この日一番の笑顔を見せた。

デル以外のパソコンもリサイクル対応。持続するビジネスのために

また、世界的なパソコンメーカーであるデルは、CSR活動にも多くの予算を投じ、全社を挙げて取り組んでいる。

「CSRには社内のリソースやコストをかけて取り組んでいます。そうした活動が企業の存続にも繋がっていくからです。

製品を作るときには大量のプラスチックや貴金属を使っているので、プラスチックをリサイクルするのはもちろんのこと、使用済みのパソコンを回収し、金属の部品を分け、新たな製品に再利用するサイクルも完成しています。もちろん、デル以外のパソコンもリサイクル対応しています。

私たちの企業文化は、"正しいことを持続可能なスタイルで行う"という理念を基に作られています。グローバル規模のハイテク企業で、創業者の名前が企業名となり、なおかつ創業時からCEOが変わっていない企業というのはとても珍しいと思います。おそらくデルのみではないでしょうか。CEOであるマイケル・デル自身もそのことを非常に誇りに思っていますし、私たちメンバーも、これまで長年にわたってこの業界でビジネスをリードしてきているので、ソリューションを含めて持続するビジネスモデルを作っていきたいと考えています。リサイクル含めたCSR活動も、そのなかの重要な役割のひとつなのです」

(取材・執筆/川口あい 撮影/東郷大地)