PRESENTED BY DELL Japan

何故、近大とDELLが大阪でCIO(最高情報責任者)養成講座を開催するのか?

関西地区のITご担当者様必見!無料のセミナーを開催いたします。
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世界的なPCメーカー、デル株式会社 広域営業統括本部プレゼンツの同社上席執行役員の清水博さんによるブログが連載中です。第11弾は、近畿大学と共同でスタートする大阪地区での限定開催である中堅企業CIO養成講座についてです。

何故、CIO養成講座を開設するのか?

DELLの日本法人であるデル株式会社の広域営業統括本部は、従業員100名~1000名未満の大・中堅企業のお客様をご担当する部門です。このお客様は、昨今のIT人材不足による情報システム要員の欠如により、「ひとり情シス」「ゼロ情シス」化が進行している、というお悩みを抱えてらっしゃいます。

「ひとり情シス」にはいくつかのタイプが存在しますが、総務や人事などの管理部門からIT担当者になった方や、 IT担当者でありながら経営スタッフの一角として参画し、経営参謀に近いような仕事をしている方も少なくありません。また、現状はまだIT担当者の位置づけですが、将来的にはITやデータを活用し経営層に自ら参画していく夢を抱えていらっしゃる方の話も、耳にすることが多くなりました。

CIOは、直訳すると「最高情報責任者」ですが、日本語のイメージは、「情報担当取締役」や、「情報統括役員」などでしょうか?大手企業でも、その存在はまだ3割未満だと言われています。確かに、これまで私が担当する中堅企業の2000人を超える方々と名刺交換をしたのですが、CIOの肩書はまだ見たことがありません。しかし、明示的な肩書や役職は必要ないかもしれませんが、その役割を持つ人は、企業の大小にかかわらず、確実に今後検討されていくものと思います。

今回我々は、今後増えるであろうCIOへの需要にこたえるため、その方向性の準備を開始するのに適した講座を開設します。

※近畿大学からニュースリリース『DELL×近畿大学「CIO養成講座」 企業のIT担当者が「次の一手」を掴む機会に』が発表されました。

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何故、大阪だけの開催なのか?

産業構造は、各都道府県で異なります。東京には卸売・小売業や金融・保険業など様々な業種の本社が移転しており、日本全体の産業構造とは大きく異なっています。ロンドンやニューヨークのようなものでしょうか。また、世界的な製造業を擁する愛知県、静岡県などは1/3以上を製造業が占めます。

しかし、大阪府は、都道府県別では全国平均に一番近い都道府県なのです。

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また、DELLが実施している投資動向調査も、数多くの項目で全国平均と大阪の集計結果がとても近いことがわかりました。以下に代表的なものを提示します。「ひとり情シス」「ゼロ情シス」の割合、IT担当者の給与が一般社員と比較して相対的に高いか低いかのデータですが、いずれも全国平均に近いといえます。

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このように大阪には、典型的な中堅企業のニーズがあると判断して、今回のセミナーはまず大阪で実施することに致しました。

既に、DELLやEMCは大阪に拠点を持ちビジネス活動を行っており、パートナー様や、1000人以上の大手のお客様との活発なお取引をさせていただいています。そして、昨年2018年、従業員100名~1000名未満の大企業・中堅企業のお客様を担当する部門と、DELLの歴史上初めてのインサイドセールスの部隊が大阪に誕生しました。既にお客様より多くのご用命をいただき、活況なビジネスがスタートしています。

また現在、弊社が積極的に開催しているセミナーには多くのお客様にご参加いただいており、その中のお客様からも、IT担当者としての次のステップの勉強などのご相談を受けることが多くなりました。なおのこと、CIO養成講座を開催すべきと考えたのです。

CIOトピックスのエッセンスは何か?

この講座では、「CIOトピックス」と「経営」の二本のテーマを1日で行います。CIOトピックスの講座では、CIOとして現在把握しなければいけないエッセンスを押さえていきます。6回コースで、①セキュリティ、②IT組織・人材、③攻めと守りのIT、④基幹システム、⑤働き方改革、⑥ITガバナンス など、情報担当者としての主要トピックスを厳選してカバーします。

何故、デザイン思考をITでアプローチするのか?

デザイン思考を一言で説明することは難しいですが、たびたび説明されることとして、"iPodやiPhone、スターバックスなどは、この思考様式が無ければ誕生しなかった"ということです。決定的に新しい何かである革新的なモノやサービスを生み出すことが、デザイン思考です。

では、なぜITにデザイン思考が必要なのでしょうか? 日頃のIT担当者の仕事はスケジュールが立て込んでしまい、守りのITで手一杯かも知れません。それ以上のことは考えられないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、ITをツールとして駆使して、従来のビジネスを修正し経営とITを有効に結びつけ、企業業績を飛躍させる会社もあります。

"企業業績が簡単に上がるマジック"は無いと思います。今までも、全ての企業で、様々な努力や、アイディアを投入しているはずだからです。だからこそ、従来と少し異なった発想や思考で考えてみることも大切だと考えています。IT担当者は経営層から意見を求められてくる傾向にあります。その時に備えて、最新のアプローチであるデザイン思考をこの機会に学んでみませんか?

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何故、近畿大学なのか?

近大から連想するイメージは、マグロの養殖、つんくプロデュースのショーアップされた入学式や卒業式などかもしれません。この露出を目にすることも多く、このマーケティング的な成功も素晴らしく、多くの大学や企業もうらやむものと思います。

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構内に展示されている、養殖クロマグロの原寸大レプリカ。
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しかし、それもマーケティング施策全体の一部であることがすぐにわかります。近大の広報室などを統括する総務部長である世耕石弘氏の著書『近大革命』に、「アピールすべき高い技術力や商品力がなければ一過性で終わってしまいます。近大にも長年の研究成果や地道な教育改革の結果があったからこそ、広報や広告の力を発揮できたと思うのです」という一節があります。

近大のことを知れば知るほど、近年の表面的な露出の裏側には、長年の、大学全体での地道な改革があったといえるでしょう。

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多くのおしゃれな大学生が行き来し、「キャンパスがきれい」で関西No.1になった学内を歩いてみると、近代的なヨーロッパの学舎にも似ており、異空間を感じます。

近大の先生方とお話していてもチャレンジ精神を感じ、常にカリキュラムを進化させようとしています。

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デル株式会社 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水 博(左)、近畿大学経営学部 教授 山縣 正幸(右)
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デル株式会社 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水 博(左)、近畿大学経営学部 准教授 布施 匡章(中央)、近畿大学経営学部 教授 廣田 章光(右)
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これらの全てが、従来の大学では発想することが難しい前例踏襲型を捨て、革命的な革新を続けていることのあらわれであり、「デザイン思考」を実践しているものと実感します。近大から得られるものは、講座だけではありません。近大そのものの勢いも感じることが、大きな刺激になると確信しています。

近大は、関西での社長の出身大学ランキングでトップです。しかもその数は増加し続けています。CIOは、社長の参謀となるポジションです。様々なエッセンスを感じることが出来るはずです。

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講師陣は誰?

講師陣は、近大経営学部の気鋭の3名の教授陣。DELLの全国セキュリティセミナーで講師として好評を得ている一般財団法人関西情報センター(KIIS)の原先生。DELLからは、セミナーで多くの講師を務める木村と私が参画します。

近大経営学部の教授陣は、それぞれ専門分野を持ちながら、デザイン思考の共通のプラットフォームを持ちます。

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講座開講に寄せて、講師陣は、次のように語っています。

廣田章光 教授

「ITツールを駆使する次世代型CIOを目指す講座です。しかも、B to Bは、サービスデザイン思考がとてもマッチしやすいです。今後、ITを活用して、より競争力強化を目指すIT担当者へ情報インプットを目指します」

山縣正幸 教授

「経営学は、ある周期で学説が繰り返します。今、起きている経営上の諸問題も、従来の学説で考えることができます。「企業発展はいかにして可能か」を理論的に解明し、価値創造過程やステイクホルダーとの関係性の構築について考えます」

布施匡章 准教授

「ビジネス×デザインは、顧客志向、顧客価値最大化を目指すものです。IT担当者が意識することにより、データの活用に対する新しい気づき、経営層への新たな視点でのインプットが出来るように準備します」

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世界で一番短いCIO養成講座

中堅企業のIT担当者には時間がありません。外部セミナーに参加するのもままならない現状です。通い易いことを念頭に、梅田駅から近いデルの堂島にあるオフィスで夜間に開催されます。

テーマは、6回で完結する為、厳選したトピックスを集めました。

1日のスケジュールも、無駄の無い時間で進行します。講義といってもリラックスしたものをイメージしています。自由な質疑応答も可能です。また、講義の休憩時間には、講師との会話、参加者とのネットワーキングなどができ、有用な意見交換の場となることを目指します。

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費用は無料です。大阪、関西地区の従業員100名~1000名未満の大・中堅企業の、ITご担当者様が対象です。お申込みは、デル株式会社 広域営業統括本部 CIO養成講座事務局 《 NTS_Desk@Dell.com 》 まで、お名前・会社名を明記のうえメールをいただくか、または弊社営業担当までご連絡ください。是非、ご参加をご検討ください。

※お申し込み数が定員を超えた場合は抽選とさせていただきます。

編集後記

最近、私は推薦図書のコラム「IT業界へ転職した方に読んでほしい。DELLが選び抜いた200冊の本を書きました。様々な意見をいただき、皆様の書籍への意識が高いことを感じ、とても刺激になりました。

その中で、「デザイン関係の本が1つもない」というコメントをいただきました。確かに、デザイン思考の本はあえて入れなかったのですが、その背景には、年齢層が若い“IT業界への中途入社の向けの本”というテーマで本を選んだことがあります。デザイン思考を勉強する前に読んでおいた方がいいだろう、ということで除外したのです。

しかし現在ではデザイン思考やサービスデザインの概念は無視できない状況です。今回の講座はそれを取り込んだものなので、今から私も興味深々です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。デル株式会社広域営業統括本部の活動状況についてはこちら、採用情報・社員ブログについてはこちらにて公開しております。

 

デル株式会社 上席執行役員 広域営業統括本部長 清水 博

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横河ヒューレット・パッカード入社後、日本ヒューレット・パッカードに約20年間在籍し、国内と海外(シンガポール、タイ、フランス、本社出向)においてセールス&マーケティング業務に携わり、アジア太平洋本部のダイレクターを歴任する。2015年、デルに入社。パートナーの立ち上げに関わるマーケティングを手がけた後、日本法人として全社のマーケティングを統括。現在、従業員100名以上1000名未満までの大企業、中堅企業をターゲットにしたビジネス活動を統括している。自部門がグローバルナンバーワン部門として表彰され、アジア太平洋地区管理職でトップ1%のエクセレンスリーダーに選出される。産学連携活動とし、近畿大学と共同のCIO養成講座を主宰する。著書に「ひとり情シス」(東洋経済新報社)。AmazonのIT・情報社会のカテゴリーでベストセラー。早稲田大学、オクラホマ市大学でMBA(経営学修士)修了。