参院内閣委員会は5月22日、2016年から8月11日を「山の日」と定める祝日法改正案を与野党の賛成多数で可決した。23日の本会議で可決・成立する見通しだ。MSN産経ニュースが報じた。
参院内閣委員会は22日、平成28年から8月11日を「山の日」と定める祝日法改正案を自民、民主両党など与野党の賛成多数で可決した。
改正案では「山の日」の意義について「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と明記した。
(MSN産経ニュース「「山の日」法案、参院内閣委で可決、23日成立へ」より 2014/05/22 10:27)
8月に初めて祝日ができ、祝日がないのは6月だけとなる。国民の祝日は年間15日から16日に増える。
全国「山の日」制定協議会は、「山の日」の設立趣意について、以下のように説明している。
私たちは、愛する日本に、国民の祝日「山の日」を制定することを提案します。 「山の日」は山の恵みに感謝するとともに、美しく豊かな自然を守り、次の世代に 引き継ぐことを銘記する日です。山々が身体の健康や心の健康に、欠くことのできない国民の財産であることを再確認し、山との深いかかわりを考える日にしたいと思います。
わが国の文化は、「山の文化」と「海の文化」の融合によって、その根幹が形成されたといわれます。しかしながら「海の日」は祝日とされているのに、対をなす「山の日」は除かれています。日頃「山」と親しんでいる私たちは、このことを極めて残念に思い、山がいつまでも心のよりどころであり続けるため、「山の日」制定に広く国民の理解を求めたいと考えます。
富士山の世界文化遺産登録は、その文化、伝統、信仰、景観への憧れ、すぐれた芸術の創出など、様々な要素を世界が大切な財産と認めたからです。その一方で、山はいま多くの問題をかかえています。山林の荒廃、良質な水源・資源等の確保、各種開発と環境保全、動植物保護と適正管理、観光等地域活性化と適正利用、登山愛好者の遭難事故多発、東北の山々の除染など。将来を見据えた「山」のビジョンが求められています。(全国「山の日」制定協議会『「全国「山の日」制定協議会 設立趣意書』より)
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