ベッカム、慈善活動は「ナイト」称号欲しさのため?悪態メールが流出⇒代理人は否定

サッカー界のスターにメールスキャンダル。
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David Beckham attends the UNICEF 70th anniversary event at the United Nations Headquarters in Manhattan, New York City, U.S., December 12, 2016. REUTERS/Andrew Kelly
Andrew Kelly / Reuters

サッカー元イングランド代表のデービッド・ベッカム氏(41)が、慈善活動をしていたにも関わらず「ナイト(騎士号)」の称号を逃したことに不満を述べたとされるメールが暴露サイトによって流出し、波紋を呼んでいる。

ハフィントンポストUK版によると、ベッカム氏のメールは2015年に開設されたサッカー専門の暴露サイト「Football Leaks」によって流出した。このサイトは、内部告発サイト「ウィキリークス」のサッカー専門版ともいわれている。

流出したメールは、2013年の叙勲名簿が発表された際にベッカム氏が広報担当のサイモン・オリヴェイラ氏に送ったものとされている。

サン紙によると、ベッカム氏はユニセフ親善大使を務めながらも「ナイト」の爵位を授与されず、選考委員会に対して「彼らはくそったれの集団だ」といった悪態をつくメールを送った。また、ユニセフから寄付を打診されることに対しても「腹が立つ」と書いていたという。

これに対し、サン紙などのタブロイド紙はベッカム氏を「"オードリー・ヘップバーン"気取り」などと表現し、「慈善活動はナイトの称号欲しさのために行っていた」と痛烈に批判した。一方で、ベッカム氏側は「メールの内容が改ざんされている」と反論している。

ベッカム氏の代理人によると、「メールは第三者のサーバーからハッキングされたもので、不正に加工されたメッセージから文脈を無視して抜き出されたもの」だという。その上で、流出メールはベッカム氏に対する「不正確なイメージ」を意図的に植え付けるものだとして非難した。

さらに代理人は、ユニセフ親善大使を務めるベッカム氏の慈善活動について下記のようにコメントしている。

ベッカム氏は、世界の子供たちを支援するために、15年以上に渡ってユニセフと強いパートナーシップを築きあげてきました。ベッカム氏が2015年に立ち上げた『7ファンド』には何百万ポンドもの寄付金が集まっており、このファンドを通して世界中の何百万人もの恵まれない子供たちを助けました。ベッカム氏は、今後も長期的に『7ファンド』への個人的な寄付活動を続けていきます

ベッカム氏本人はこの件について正式なコメントは出していない。

メールを流出させた暴露サイト「Football Leaks」によると、同サイトは複数のサッカー選手やクラブに関係する契約書や電子メール、Word文書、Excelファイルや写真など、およそ1860万件に及ぶデータを手にしているという。データの調査結果は徐々に公開していくと記されており、ベッカム氏に関連する一連のメールは2017年2月初旬、複数の欧州メディア(※)を通して暴露された。

サン紙によると、ドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル(Der Spiegel)」、フランスのスポーツ専門メディア「レキップ(L’Equipe)」、 スペインの「エル・ムンド(El Mundo)」紙がベッカム氏の流出メールについて報じた。

■関連画像集「デービッド・ベッカム」

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