人気音楽ゲーム「ダンスダンスレボリューション」(通称:ダンレボ)が、男性の命を救ったとアメリカで話題になっている。毎日プレイして60キロのダイエットに成功し、心臓移植の危機を乗り越えたのだ。
ダイエット前後で激変した姿を、本人が9月26日にTwitterに投稿している。
命拾いしたのは、アメリカ・アーカンソー州で育ったxopherさん。本人のツイートによると、体重が147キロもあり、前高血圧症を患っていた。
「ダンスダンスレボリューションのマシーンを購入し、毎日プレイした。食生活もプレイ技術も改善・向上し、体重が90キロまで落ち、健康な体を手に入れた」とつづっている。
ゲーム情報サイト「Kotaku」によると、xopherさんは2000年からダンレボにのめり込んだが、近所のゲームセンターまで車で30分の距離だったため、たまに友人と一緒にプレイする程度だった。
一方で、体重がみるみるうちに増えていき、2012年には体重が147キロに到達。医師から「体重を減らさないと、50歳までに心臓移植が必要になる」と忠告されるほど、深刻な肥満に悩まされた。
xopherさんはジム通いで十数キロのダイエットに成功したが、すぐにリバウンドしてしまった。
途方に暮れていたxopherさんだったが、ネット通販サイト「eBay」で、格安のダンレボのプレイマシーンを発見。家を購入したばかりでスペースがあったため、迷わず購入を決めた。
こうして、"ダンレボダイエット"がスタート。始めは標準レベルで、一晩3回程度しかプレイできなかったが、みるみるうちにダンススキルとスタミナが向上し、食生活も改善された。
2014年からの2年間で20キロの減量に成功し、18年には90キロにまで体重を落とした。
xopherさんはKotakuの取材に「目標が達成された。人生で初めて健康な体を手に入れた」と喜びを爆発させた。
ダンスダンスレボリューションとは
コトバンクによると、ダンスダンスレボリューションは、音楽に合わせて、画面上に流れる矢印に対応するフットパネルを踏むゲーム。コナミが発売している。1998年にゲームセンターで稼働し、翌99年にはプレイステーションでも発売され、一大ブームが起きた。