チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が講演のため来日し、世界平和実現のために必要なことを説いた。
ダライ・ラマは11月9日の講演で、「心の非武装化を進めること。世界平和は、そうした個人の努力の上に成り立つ」と述べた。
また、10月に刊行された『愛と信念の言葉』(PHP研究所)には、波乱の半生を過ごしてきたダライ・ラマ14世の言葉が、1980年代からチベットを取材してきた写真家・野町和嘉氏のポートレイトとともに綴られている。
野町氏はダライ・ラマ十四世について「八十二歳という高齢にもかかわらず、精力的に世界をめぐり続けるダライ・ラマ十四性の存在が、チベット人にとって大いなる心の支えになっている」と語る。
生きるとは何か? 愛とは? 戦争や経済、社会問題まで、真実を追求しようとするダライ・ラマ14世の言葉に耳を傾けてみよう。
『愛と信念の言葉』(PHP研究所)