[東京 2日 ロイター] - 第一生命保険
プロテクティブライフは米中堅の保険会社で、買収を繰り返し拡大してきた。直近では2013年に米保険のモニーを買収した。時価総額は約41.2億ドルのため、約2割のプレミアムを上乗せした場合、買収金額は約50億ドル(約5040億円)になり、日本の生保の海外M&Aとしては過去最大になる。
日本企業は成長を求めて海外でM&Aを積極的に行っており、生損保も例外ではない。第一生命は昨年、インドネシアの生命保険会社パニン・ライフに約40%(約330億円)出資するなど、成長市場で足掛かりを築いてきた。
このほか、MS&ADインシュランスグループ
東京海上の14年3月期決算では、海外保険会社の当期利益がグループ全体の約6割を占めるなど、人口増と保険市場の拡大が見込める国や地域での事業拡大が、日本市場の伸び悩みを補う構図になっている。第一生命の広報担当者は、コメントを差し控えた。プロテクティブライフのインベスター・リレーションズ担当者は、ノーコメントとしている。
(浦中大我 編集:山川薫)