少し前の話題ですが、バズフィードが新アプリを出したことについてさまざまな海外メディアが取り上げていました。昨年からニュースキュレーションアプリを開発している噂がありましたが、なんとリリースされたのはネコのアプリでした。
「Cute or Not」はiOSアプリで、Tinder風にかわいいかそうでないかをスワイプで決めていくもの。ネコやイヌの画像を投稿することも可能です。これまでネコというのはバズフィードのキーワードであったので納得はいくものの、実験的なアプローチであり、メディアとしてはユニークな事例となりそうです。
2012年にバズフィードにおいて動物カテゴリーをつくったときから着想はあったとのこと。2015年内にリリースされる予定のニュースアプリにも期待したいです。
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今年に入って「米ニュースサイト『バズフィード』、オバマ大統領インタビュー実施へ」という記事でビッグイベントを紹介しましたが、今度はイギリスで話題がありました。デーヴィッド・キャメロン英首相を月曜日インタビューするとのことで、イギリス版のフェイスブックページにてライブ中継が実施されるとのこと(内容がアップされたらまたご共有したいです)。
バズフィードはイギリス版にもエディターを積極的に採用し、力を入れている国のひとつです。いまでは60名ほどの体制でメディア運営に取り組みます。
これでアメリカとイギリスの首相をインタビューしたことになり、新興ネットメディアとしてさらに抜きん出た存在との認識が広まることでしょう。メディアとしてのブランド強化にもつながることで、今後、さらに大型のネイティブ広告が入ってくることに注目したいです。
以前、バズフィードの2014年の主な動向をまとめた記事を出しました。もし同メディアの戦略の流れや次を予測したい人は読んでみてください。
(2015年3月17日「メディアの輪郭」より転載)