北京オリンピック・カーリング女子の日本代表ロコ・ソラーレが、準決勝でスイスに8-6で勝利し、決勝進出を決めた。
決勝ではイギリスと対戦。オリンピック最終日である2月20日、午前10時05分から始まる。NHKの発表によると放送時間は以下の通り。
【決勝戦の放送時間】
・午前10時5分〜午後1時(NHK総合)
・午前10時5分〜午後1時(NHK BS4K)
準決勝はこれまでの劣勢を強みにプレーした
予選リーグを4位通過したロコ・ソラーレ。準決勝のスイスは予選リーグ1位で、前日に4-8で敗れた相手だった。
序盤は両チームが1点を取り合う展開だったが、第5エンドに日本が4得点して5-2とリード。
その後、スイスが第7エンドに3点を取り、6-5と1点差に詰め寄られた。
それでもロコ・ソラーレは冷静にプレーを続け、先行で迎えた第9エンドでは藤澤五月選手が最終ショットで相手のストーンを2つはじき出して、最小の1失点に抑えた。
そして最後の第10エンドで1点追加し、8-6で勝利した。
1点差になった第7エンドについて、吉田知那美選手は試合後の現地記者の取材に「他の3チームよりもたくさんのミスや劣勢を経験してきたことがアドバンテージになった」と語った。
「私たちは3点取られることも4点取られることもすでに経験していたので、3点取られたって驚くことなく、1点アップなんだっていう気持ちで冷静にエンドの展開を作れたのがよかったと思います」
また藤澤選手は、前日の敗戦について「迷いがあったことが作戦やショットに影響したが、チームみんなで今日の試合をどうしたいかをしっかり話し合って、気持ちを持って試合に入れたのがよかった」と振り返った。
準決勝に勝利したことで、 ロコ・ソラーレは日本代表として初めて、オリンピックの銀メダル以上が確定した。
決勝のイギリスには、予選リーグで4-10で敗れた相手。しかし藤澤選手は「決勝っていう今まで経験したことのない試合に出られるが、やることは変わらず、自分達の試合をチーム全員で戦い切るだけ」と語っている。