中国・杭州の阜陽野生生物園にいた見物人たちは戦慄した。強い風にあおられ、見物人たちの頭上を飛んでいたタンチョウヅルは虎の柵の中に入ってしまった。虎の区画のほとんどは上部が柵で覆われており、飛び立つ隙間がほとんどない。鶴は3頭の虎がすかさず接近して殺されそうになった時に、命を終える運命を受け入れたように見えた。
しかし、カンフーマスター鶴は違った。
映画「カンフー・パンダ」からそのまま抜け出してきたかのような華麗な動きを駆使し、鶴は3匹の虎すべてを寄せつけなかった。そして、緊迫の闘いが繰り広げられている間、見物人たちは勇気ある鶴に声援を送り、虎たちをあざ笑っていた。
この鶴は、虎たちが襲いかかろうとした時に単に自分自身を守っただけではなく、逆に柵の中で追いかけ回した。そして、内側のドアが開き、外への道が与えられた時、虎たちはしっぽを巻いて、ドアの中へと逃げ込んだ。
虎たちが隠れている状態で、飼育員たちは鶴を柵の内側から出すことができた。UPI通信社によれば、鶴は虎との闘いでかすり傷を負っただけだった。
激闘の様子を上の動画で見届けよう。下の動画では、別角度から見られる。
結局、鶴拳は虎拳を倒せるということのようだ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー