見よ。イギリス南東部のウィスタブル港には、海に棲む怪獣が潜んでいる。
そう、牡蠣とクリームティーで知られるのんびりとした海辺の町が、日本の怪獣「ゴジラ」にちなんで「クラブジラ」と名付けられた、巨大な海の怪獣の住み処となっているようだ。
巨大甲殻類(推定体長15メートル)の衛星画像が、地域の作り話専門オンライン雑誌「Weird Whitstable」に掲載された。
そんなことがあり得るのか…?
オンライン雑誌の主宰者クイントン・ウィンター氏は「The Express」に対し、彼自身がこの超巨大ガニに遭遇したと話した。「最初はわずかな動きが見えただけだった。海面から浮かび上がるのを見たときは面白い形の流木だなと思ったよ」。
「よく回転する、どんよりとした空虚な目が柄に付いていたよ。強力なハサミを持つ巨大ガニだったのは間違いない」。
「この出来事以前は、衛星画像に写っているのは変わった形の砂州だと思っていたんだ。今は事実を知っているよ」。
ウインター氏は当初2013年7月に現れた巨大ガニの画像について触れた。これは2人の子供が何も知らずに埠頭で無邪気に遊んでいるところに、巨大ガニのはさみが水面から突き出しているという、完全に疑わしい画像をウインター氏が紹介したものだ。
その画像には次のような説明がある。「このショッキングな画像は、ウィスタブルの有名なカニ漁場にいる巨大ガニで、先週末に撮影されたものだ」
「少年たちは危険に気づいていなかった。しかし通行人たちが彼らに叫んだとき、カニは静かに水面下の暗い海の底へと横向きに沈んでいった」
イギリス海洋生物学会によると、世界最大のガニは日本近海に生息するタカアシガニえ、成体が脚を広げると最大で3.7mになる。
しかし、「クラブジラ」は食用ガニのような形をしており、通常はイギリスの海で見られる種類は成体でも5インチ(約13cm)にしかならない。
グラフィックアーティストのアシュレー・オースティン氏は地元のニュースサイト「Kent Online」に対し、「巨大ガニの画像はフォトショップで簡単に作りなおすことができますよ」と述べた。
「『アーティスト』は、カニのイメージにぴったりな形を見つけて、港の衛星画像をそこにかぶせて本物らしく見えるようにいくつかフィルターをかければいいんです」
本当?
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