世界の腐敗度ランキング、最悪の国はアフリカとアジアのあの国 日本は?

政府や企業の汚職問題に取り組む非営利組織が、2014年版の腐敗認識指数(CPI)を公開した。腐敗度が最も低かったのはデンマークで最も腐敗した国と評価されたのは、ソマリアと北朝鮮。
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Transparency International

赤色が濃い国ほど腐敗しており、黄色の国ほど腐敗が少ない

政府や企業の汚職問題に取り組む非営利組織「トランスペアレンシー・インターナショナル」(TI)が、2014年版の腐敗認識指数(CPI)を公開した

冒頭のマップは、各国の腐敗レベルを示している。双方向マップになっていて、マウスオーバーすると国名と指数、順位などを知ることができる(TIは「腐敗」を、公務員や政治家が「与えられた権限を濫用して私的利益を得ること」と定義している)。

TIは、国家統治を専門に研究している12の独立組織からデータや専門家の意見を得て、「賄賂がどれほど蔓延しているか」「汚職に対して国家は訴追を進めているか」「基本的人権の保証など、政府は国民のニーズにどう応えているか」といった要素に基づき、175の国と地域をランク付けした。

マップを見ると、北米とヨーロッパの国々は、南米、中央アフリカ、アジアの国々と比べて、比較的腐敗が少ないことがわかる。

世界で最も腐敗した国と評価されたのは、海賊が頻繁に現れることで知られるソマリア北朝鮮だ(ともに8点で同率174位)。逆に、腐敗度が最も低かったのはデンマーク(92点で1位)、次いでニュージーランド(91点で2位)となっている。

なお、日本支部のサイトによると、2014年の日本の腐敗指数は76点/15位。昨年の「74点/17位」から上昇している。輸出相手のトップ4の順位は、アメリカ17位、中国100位、韓国43位、台湾35位。輸入相手国トップ5では中国(同)、アメリカ(同)、オーストラリア11位、サウジアラビア55位、アラブ首長国連邦25位。 なお、アジアでベスト20に入ったのは、シンガポール(84点/7位)、日本(76点/15位)、香港(74点/17位)。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]

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