今回取り上げるのは「未経験OKのコンサルタント職」募集だ。経営計画・事業戦略を立案し、意思決定を支援するコンサルタント。本当に未経験から挑戦できるのか。採用されるのか。どういった要件を備えた人材が活躍していけるのか、考察していこう。
コンサルタントとして活躍する、異職種出身者
営業職、技術職、SE、経理・財務、企画、マーケティング、ディレクター...結論からいえば、どういった職種からでも、コンサルタントへの職種転換は可能だ。
もちろんコンサルティング会社と一言でいっても、顧客としているクライアント・業界・ソリューションはさまざま。各社、採用基準はまちまちだ。同時に、さまざまなコンサルティング会社にヒアリングを繰り返していくと、業界・職種未経験から採用され、活躍しているメンバーが多いのも事実だ。
たとえば、現コンサルタントとして活躍する方々の出身として、大手広告代理店の営業、物流会社における社内SE、商社における仕入れ・調査担当、グローバルビジネスにおける海外パートナー開拓・調整役(営業)などなど、バックグラウンドはさまざま。
ただ、当然、誰もが無条件で採用されるわけではない。もっといえば、採用されたとしても活躍できるわけではない。では一体どのような要件を満たす人材が採用され、活躍の可能性が高いのか。次項で見ていこう。
コンサルタント採用で重視される「スキルの掛け算」
多くのコンサルティング会社が採用要件としてあげるのが、「何が課題か」を抽出できるスキル。そして、ロジカルに分析し、考え抜くことができるスキルといっていい。当然、ロジカルに考える上で「データ・数字に対して強いか」という部分は見られるポイントだ。
また、なにかしら突出した部分があり、スキルの掛け算は強みになるはずだ。たとえば、「営業戦略に強い」「ベンチャーでの会計に長けている」「物流業界での経験がある」「製造業におけるサプライチェーンにおける知識が豊富」「デジタル領域に強い」などは一例だ。
裏を返せば、過去の経歴に関わらず、本質的なスキルと「強み」の掛け算こそがアピールポイントになるということだ。実際の求人を見てみても「業界・職種経験不問」という募集は少なくない。ぜひ注目してほしい。
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