議場コンサートで市議会に興味を持ってもらう取組みが広がっている

議場でコンサート?何のために?

今、我が市議会の特別委員会のひとつである議会改革特別委員会で議場コンサートを開くべきか否かという点が議論されています。

私も当初、議場でコンサート?何のために?と思って色々調べてみると全国で徐々に開催する議会が増えているようです。

議場コンサートというのは、その名の通り、本会議場でミニオーケストラを開催して、市民の皆様に少しでも議場に足を運んでもらうキッカケにする試みのことです。

例えば、埼玉県所沢市では地元の高校である芸術総合高等学校の音楽科の生徒により議場コンサートが開催されました。最初は市議会65周年記念事業として行われたようですが、好評のようで2回目が開催されたようです。

また、栃木県那須塩原市議会では市民に親しまれる議会を目指す活動の一環として、既に9回の議場コンサートを開催しています。最初はプロの演奏者を呼んでいたようですが、第9回目は地元の市立三島中学校合唱部が議場でコンサートを開催しました。

愛知県蒲郡市議会でも、地元の蒲郡フィルハーモニー管弦楽団員によって開催されました。曲もモーツアルトやヴィヴァルディなど本格的です。

群馬県でも太田市議会が地元の附属学校オーケストラ所属の小学生から高校生が議場にてコンサートを行なっています。

このように、各地で議場でコンサートを行うことよって国政に比べて興味の薄い地方議会に興味を持ってもらおうためにその一環で議場コンサートを開催しているところが増えてきているようです。

私自身は最初、議場でコンサートをやる意味が分からないと思っていましたが各地の事例を見てみると地元の小中高生たちによるコンサートであれば、親御さんたちも見にくるはずなので、市議会に足を運ぶキッカケ作りとしては試みる価値はあるのかなと思い始めました。

皆さんはいかがお考えでしょうか。

東猴史紘