ラブジョイ彗星が出現 消滅したアイソン彗星に代わって夜空に輝く【写真ギャラリー】

ラブジョイ彗星が明け方の東の空に輝き、世界各地の天体ファンの目を楽しませている。「世紀の巨大彗星」になると期待されていたアイソン彗星は11月29日未明、太陽の熱で消滅してしまったが、「主役交代」と言わんばかりにラブジョイ彗星が頑張っている。12月中は日の出の1時間ほど前、東北東の空で観察できそうだ。
|

ラブジョイ彗星が明け方の東の空に輝き、世界各地の天体ファンの目を楽しませている。「世紀の巨大彗星」になると期待されていたアイソン彗星は太陽の熱で消滅してしまったが、「主役交代」と言わんばかりにラブジョイ彗星が頑張っている。12月いっぱいは日の出の1時間ほど前、東北東の空で観察できそうだ

この彗星は、オーストラリアのアマチュア天文家テリー・ラブジョイさんが、2013年9月7日に発見した。正式名称は「C/2013 R1」。彼は2011年にも、別の大彗星「C/2011 W3」を発見している。

国立天文台によると、ラブジョイ彗星の明るさは4等級と暗め。低倍率の双眼鏡で観察することができるが、12月上旬には夜空の暗いところでは肉眼で確認できる可能性がある。うしかい座からヘルクレス座を移動しながら徐々に高度を下げ、中旬以降は明け方の東の低空に見えるようになるという。

師走の忙しい日々が続くが、たまには早起きして東の空を双眼鏡で眺めてはいかがだろうか。宇宙の神秘に、疲れも吹っ飛ぶかもしれない。

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています