コマネチは1976年に14歳でルーマニア代表として出場したモントリオール五輪で、段違い平行棒の演技が世界初の10点満点を出したほか、個人総合と種目別で3つの金メダルを獲得。「白い妖精」とも勝された
五輪公式サイトによると、コマネチは2012年のロンドン五輪までに、すでに内村は世界選手権を3連覇していたが「最強というには時期尚早」としていた。しかし、加藤沢男以来の個人総合で五輪2連覇を果たす前に、内村が6連覇したことについてコマネチは次のように言ったという。
ウチムラは史上最高です。彼があれほど長く成し遂げたことを見なさい。8年間にわたって五輪と世界選手権で負けなかった。これは彼の財産です
リオ五輪の体操個人総合決勝で内村は、ウクライナ代表のオレグ・ベルニャエフに0.099点差で逆転勝利した。この試合について、コマネチは次のように話したという。
オリンピック史上で最も良い試合でした。5〜6人の選手が金メダルを獲れる可能性がありました。そのため、ウチムラは最後の鉄棒でハイリスクな技を出す必要があったのです。そのプレッシャーの中で行われた演技は、本当に本当に素晴らしいものでした。彼がマットに着地した際に、少しでも体がグラつけば、金メダルを逃していました。そして、彼が最も偉大な選手かどうかについて議論の種になっていたことでしょう
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