メッセンジャーRNA(mRNA)塩基配列のタンパク質への翻訳は、多くのレベルで調節を受ける。
今回P Baranovたちは、AMD1 mRNA上で起こる、脊椎動物で高度に保存されている新しい調節機構を報告している。彼らは、リボソームは時々終止コドンを通過して、3′非翻訳領域に進むことを見いだした。
このようなリボソームは読み枠内で次の終止コドンに遭遇すると停止するが、mRNA上に留まるので、リボソームの行列が形成される。
この行列が2つの終止コドンの間のスペースを埋めると、そのmRNAは翻訳できなくなる。
著者たちは、この機構が各mRNAに寿命を与える働きをしていて、時間の経過とともにコード領域に損傷が蓄積して、異常な翻訳が起こることを防いでいると提案している。
Nature 553, 7688
原著論文:
:10.1038/nature25174
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