国宝の「鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)」の特別展が、2015年春に東京国立博物館で開かれることになった。
鳥獣戯画は京都市の高山寺が収蔵する絵巻物。全4巻で長さは計40メートル及ぶ。平安時代後期から鎌倉時代にかけて複数の人物によって描かれたと推定されている。カエルがウサギを相撲で投げ飛ばすシーンが描かれるなど、動物が人間のような仕草で描かれているのが特徴で、現代の漫画の原点とも言われている。
鳥獣戯画は2013年まで朝日新聞文化財団により保存修復作業がなされていた。2014年秋には修理が完成したことを記念して、11月まで京都で展覧会が開催されていた。
2015年春に開かれる東京国立博物館での特別展「鳥獣戯画-京都 高山寺の至宝-」は、4月28日から6月7日まで。前売り券は2月1日から発売開始される。現存する全ての鳥獣戯画を鑑賞できるという。
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