「黒人を洗濯したら中国人に」洗剤のCMが人種差別的だと非難 メーカーは「深読みするな」

中国の洗剤メーカーが制作したCMが人種差別的だとネット上で物議を醸し、メーカーは謝罪してCM放送を中止した。
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「黒人男性をこの洗剤で洗濯すれば、色白の中国人男性になる」――中国の洗剤メーカーが制作したCMが人種差別的だとネット上で物議を醸し、メーカーは謝罪してCM放送を中止した。ハフポストUK版などが報じた。

問題のCMは、中国の洗剤メーカー上海雷尚化粧品の洗剤「チャオビ」。自信ありげに中国人女性に迫る全身ペンキだらけの黒人男性が、キスしようとすると、彼女は黒人男性の口に洗剤のカプセルを放り込み、頭から洗濯機に押し込んで蓋をしてしまう。洗濯が終わると、真っ白のTシャツを着た色白の中国人男性が洗濯機から現れて、女性が大喜びする、というストーリーだ。

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ペンキが顔にはねた黒人男性が口笛を吹きながら中国人女性に迫る

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黒人男性が洗濯機に押し込まれたあと、色白の中国人男性が現れる

上海雷尚化粧品は当初「過剰反応だ」と反論していたがその後謝罪し、「CMが議論を呼んでしまったことは遺憾だ。物議をかもしたコンテンツに対する責任を回避するつもりはない。CM動画が拡散し、メディアによって過度に増幅されたため、アフリカ系の人々を傷つけてしまったことにお詫びを表明する。一般の皆様ならびにメディアは深読みしないでほしい」とコメントした。

ニュースサイト「The Shanghaiist」によると、このCMは、9年前にイタリアの洗剤メーカーが制作したCMの「丸パクリ」だ。このCMでも同様の人種差別的なニュアンスを含む。イタリア人男性が洗濯機に放り込まれ、色物洗剤で洗われたら黒人男性が現れ、最後に「色付きの方がいいね」というキャッチコピーが流れてくる。

ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。

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