アメリカ政府職員400万人分の個人情報流出、中国からサイバー攻撃か

米政府の職員情報を管理する連邦人事管理局(OPM)のコンピューターが大規模なサイバー攻撃を受け、元職員を含む約400万人分の個人情報が流出した。米
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President Barack Obama bows his head in prayer in the East Room of the White House in Washington, Tuesday, June 2, 2015, before posthumously bestowing the Medal Of Honor on Army Sgt. William Shemin and Army Pvt. Henry Johnson during a ceremony. Two World War I Army heroes, one black, one Jewish, are finally getting the Medal of Honor they may have been denied because of discrimination, nearly 100 years after bravely rescuing comrades on the battlefields of France. (AP Photo/Carolyn Kaster)
ASSOCIATED PRESS

[ワシントン 4日 ロイター] - 米政府の職員情報を管理する連邦人事管理局(OPM)のコンピューターが大規模なサイバー攻撃を受け、元職員を含む約400万人分の個人情報が流出した。米当局が4日明らかにした。

連邦捜査局(FBI)は今回のサイバー攻撃の捜査を開始したと発表。関係筋によると、当局は攻撃が中国から行われた可能性を調べているという。

OPMは4月にサイバー攻撃を受けていることを探知。国土安全保障省(DHS)によると、5月初めになって情報流出が確認されたという。

サイバー攻撃を受けたのは、内務省のデータセンターにあるOPMのコンピューターシステム。DHS当局者は、他の政府機関が攻撃を受けたかどうかについてコメントを控えた。

ある捜査当局者は、サイバー攻撃が米国外から実行されたとの見方を示したが、攻撃元が中国かどうかについては肯定も否定もしなかった。

今回の攻撃発覚後、OPMはネットワークのセキュリティー対策を強化。被害に遭った400万人に情報が流出したことを通知するという。