大型のドローンにバイクのようにまたがると、4機のプロペラが回転し、空めがけて上昇していくーー。
中国の発明家が開発した、「空飛ぶバイク」と呼ばれる人が乗れるドローンの動画が現地のSNSなどで話題になっている。
ラジオ・フリー・アジアの公式Twitterでも3月1日に紹介された。
中国のニュースサイト「頭条新聞」によると、有人ドローンを開発したのは広東省に住む趙徳力さん。小さな頃から空を飛ぶものが好きで、「西遊記」の主人公・孫悟空の「筋斗雲」にも憧れていたという。
有人ドローンの開発を始めたのは2016年。経営していた会社が破産したことをきっかけに研究に専念すると決めた。
費用をかき集めるために住んでいた家をも売却。研究を始めてわずか2年後の2018年には有人飛行の実験開始までこぎ着けたという。
地元メディア「東莞時間網」によると、これまでに1500回を超える実験飛行を行っていて、将来は災害救助などを目的とした製品化を目指す。「まずはこれに乗って黄河を飛び越えてみたい。安全対策を万全にして市場に送り出したい」と意気込んでいる。
【訂正】
本文中で「ドラゴンボール」とあったのは、正確には「西遊記」でした。
訂正致します。(2019/03/03 15:56)