育児放棄か 2歳の男の子、犬の乳を飲んでいるところを発見される【チリ】

男の子は児童福祉施設に収容された。

チリ警察は9月3日、ペルーとの国境に近いアリカの修理工場で、2歳とみられる栄養失調の男児を保護したと発表した。発見された時、男児は近くに住む犬の乳を飲んでいたという。

スペインの「Canal 24 Horas」によると、発見された時、男児はシラミがたかっており、体には皮膚感染症がみられ、育児を放棄されたとみられる。そばに酩酊した母親もいたが、男の子はほとんど裸だった

その後、男児は母親とともに病院に収容された。チリ国家警察のディエゴ・ガハルド大尉は、母親は男児に暴力を加えていなかったため、逮捕することはできないと述べたという。その後、男児の父と名乗る男性が、病院に現れた。

男児は5日現在、児童福祉施設に収容されている。両親は親権を放棄していないため、22日には、家庭裁判所で男の子の今後について事情聴取が行われる。