チリ地震の津波、4月3日朝に日本到達 最大1m程度の可能性も

4月2日に南米チリ北部の沖合で発生したM8.2の大地震について、気象庁は同日午後5時に会見を開いた。地震津波監視課の長谷川洋平課長は、「日本の太平洋沿岸に、津波注意報レベルの津波が来る可能性がある。津波注意報は、おおむね20センチから最大で1メートル程度になる」と述べた。
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時事通信社

4月2日に南米チリ北部の沖合で発生したM8.2の大地震について、気象庁は同日午後5時に会見を開いた。

地震津波監視課の長谷川洋平課長は、「日本の太平洋沿岸に、津波注意報レベルの津波が来る可能性がある。津波注意報は、おおむね20センチから最大で1メートル程度になる」と述べた。NHKニュースが報じた。

気象庁によりますと、津波が到達する場合、各地の沿岸に第一波が到達すると予想される時刻は、▽北海道の太平洋沿岸が3日午前5時ごろ、▽東北から関東にかけての太平洋沿岸と小笠原諸島、それに伊豆諸島が午前5時半ごろから午前6時ごろ、▽東海や近畿が午前6時ごろから午前6時半ごろ、▽四国や九州、沖縄が午前7時ごろから午前8時ごろです。

(NHKニュース『気象庁「日本沿岸に津波注意報発表の可能性』2014/04/02 17:19)

チリ沖で発生した大地震の津波が、太平洋を伝わって地球の裏側の日本列島にも届く被害がたびたび起きており、気象庁では警戒を訴えている。朝日新聞デジタルは以下のように報じた。

2010年2月にチリ中部沿岸で起きたマグニチュード(M)8・8の地震では、気象庁は大津波警報を発表。発生からおよそ22時間後に北海道根室市に30センチの津波が到達し、それからさらに3時間以上経って岩手県や高知県を1・2メートルの津波が襲った。1960年のチリ地震(M9・5)でも、発生から22時間以上経って日本の太平洋岸を1~4メートルの津波が襲い、三陸沿岸を中心に142人の死者・行方不明者が出た。

(朝日新聞デジタル「チリ北部でM8.2の地震 日本へ津波到達の恐れ」2014/04/02 13:28)

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