お子さんが小学校にあがって初めての夏休みを迎えるママも多いと思います。保育園、小学校の1学期と、ずっと給食の恩恵にあずかってきた働くママにとっては悩みのひとつ、それは「学童に持たせる毎日のお弁当」。ただでさえ朝のバタバタ戦争状態に弁当作りが加わるので、「どうしよう......」と今から不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、時間のない毎日、そして「やばい! 冷蔵庫にも冷凍庫にもなにもない!」なんて時、ママたちはどう弁当問題を乗り切ったのかを紹介します。
冷凍庫を捜索! 残り物かきあつめ弁当
ついついちょっとずつ余らしてしまう「冷凍庫モノ」が、学童弁当に大活躍してくれるようです。残り物には福がある!?
冷凍チャーハンで大満足
〔Tさん/子ども13歳、10歳、3歳〕
小学校1年生最初の学童弁当の前半は作り置きなどして、割としっかり張り切って作っていましたが、中盤から息切れ(笑) ある日、買い置きも材料もほぼ何もなく、「げげっ」と思いながら冷凍庫を開けると、1/3だけ残った冷凍チャーハンと、冷凍唐揚げを2個を発見。せめて豪華に(?)見えるように、竹のわっぱ弁当箱に解凍したチャーハンをギュッと詰め、サイドメニューで唐揚げ。たまたまあったレタスを添えたら、なかなか見映え。チャーハン好きの子どもも満足だったようです。
これで私が味をしめ、週1~2で冷凍チャーハン弁当。もちろんおかずはシュウマイにしたりソーセージにしたり、ちょっとずつ変えていました。ぜんぜん自慢にならないけど、満足しているならそれでよし!でしたね。
おかずはすべてレンチン!
〔Hさん/子ども7歳、3歳〕
食の細い娘。学童ではおやつも出るので、「お弁当は少なめにして」とのリクエスト。ということは食材も少なめでOK。ふりかけご飯、冷凍のおかずを2品、申し訳程度に作った簡単卵焼きでちょうどいい感じです。冷凍庫には常にニチ○イさんや味の○さんの冷凍食品がぎっしり(笑)
娘は冷凍食品だと特に気づいていない、というか気にしていないようだし、朝ご飯を作りながらレンジでチンして詰めるだけなので、あまり苦ではないですね。
コンビニで買うのも新鮮でよし
親は「今日はコンビニものになっちゃってごめんね~」と思うかもしれませんが、実は子どもたちにとってはウキウキな昼ご飯!
あこがれのコンビニおにぎり
〔Aさん/子ども10歳、8歳〕
学童弁当がスタートしてから1週間ほどしたころ、息子が「今日は○くんと○くんがお弁当コンビニのおにぎりだった。俺もそれがいい」と言い出しました。正直少し抵抗があったのですが、子どもが食べたいと言うのだから!と思い、ある早朝に息子に食べたい具材を聞いてからコンビニに買いに行きました。まぁ、楽!(笑) 作らなくていい、それだけで心が軽くなるもんです。
しかも子どもも友達と一緒のコンビニおにぎりで大喜び。3個持たせたら、ペロッと食べていました。子どもから「明日はコンビニおにぎりがいい」と言われたときだけですが、週1ペースで買っていました。今年もそうなりそうです。
コンビニサンドイッチが大好物
〔Oさん/子ども8歳〕
とにかくサンドイッチ好きな娘。特にコンビニのサンドイッチが好物で、保育園時代の週末のお昼ご飯は「ホントにそれでいいのか?」ってくらい、ほとんどコンビニサンドイッチでした(笑) なので、学童のお弁当も週3くらいの頻度でサンドイッチ。1~2年生の頃は、朝私が買いに行って、切ったものをお弁当箱に詰め直していましたが、3年生になると、朝コンビニに寄って自分で買ってから学童に行っていましたね。本当はいけないのかもしれませんが......
嬉しい仕出し弁当システム
学童も給食だったらどんなにありがたいか...... そんな思いを実現させたママたちもいるようです。
学童に仕出し弁当給食を導入
〔Iさん/子ども8歳、6歳、4歳〕
数年前、学童の先生と保護者が協力して(保護者がかなり頑張ってくれたらしい)、夏休みの間は仕出し弁当給食になったそうです(1食400円)。本当にありがたい話で、我が家は仕出し弁当に頼りきり。もちろん、中には持参弁当の子もいます。娘が「私もお弁当がいい」と言い出すかと思いましたが、ほとんどの子が仕出し弁当だったようで、夏休みは一度もお弁当を作らず済んでいます。
週に一度の調理ランチ
〔Yさん/子ども8歳、5歳〕
民間運営の学童に行っています。そこは普段から工作教室や理科実験など、いろいろなイベントをしてくれるのですが、夏休みは週1回のペースで調理があり、自宅からは白いご飯を持っていくだけ。カレー、ハヤシライスが多いらしいですが、何とも助かるイベントです。普段のお弁当も冷凍食品のお世話になりっぱなしですが(笑) 週1回作らなくていい日がある、それだけですごく楽に感じています。
お弁当はどうも...... なんて苦手意識もあって、毎日のお弁当作りをプレッシャーに感じてしまうママも多いようです。でも、完璧なお弁当を作ろうと思うあまり、それがストレスになったりイライラしてしまっては、元も子もありません。冷凍食品尽くしだろうがコンビニものだろうが、「今日もしっかり食べて楽しんでね」というママの愛情を込めれば、約6週間の長い夏休みも、楽に乗り越えられるのではないでしょうか。
【ライター 田崎 美穂子】
元大学出版会編集者、大学生向けのテキスト編集を担当。小学校5年、3年、1歳児の母。ママ友ネットワークを駆使した共感できる記事を執筆
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