【女子生徒誘拐】容疑者の留年決定 千葉大学が卒業認定を取消し

埼玉県朝霞市内の女子中学生が保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された寺内樺風(かぶ)容疑者(23)について、千葉大学が卒業認定と学位授与を取り消し、卒業を留保することを決定した。
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埼玉県朝霞市内の女子中学生が保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された寺内樺風(かぶ)容疑者(23)について、千葉大学が卒業認定と学位授与を取り消し、卒業を留保することを決定した。3月31日、同大学の公式サイトが発表した

千葉大学工学部は29日の教授会で、寺内容疑者の行動が懲戒処分に相当する可能性があり、学位授与を再考する必要があるため、卒業認定及び学位授与を一旦、取り消したという。千葉大学では同日、学生懲戒委員会を設置して、捜査の進展を見守りながら、寺内容疑者の処分について検討していく方針だ。

工学部4年生だった寺内容疑者は、3月23日の卒業式で卒業証書を授与されたばかりだった。千葉大学広報室の担当者は、ハフポスト日本版の電話取材に対し、「学年は4月1日から始まり3月31日に終わる」と学則で定められているため、3月31日までは卒業を留保できる」と説明した。31日現在、寺内容疑者からの退学届は確認されておらず、留年が決定したことになる。