国内最大の市民マラソン「東京マラソン」のゴール地点が、2017年から、これまでの臨海副都心の東京ビッグサイトから東京駅前へ変更される見通しになった。NHKニュースなどが3月28日に伝えた。
先月3万6000人余りが参加して10回目の大会が行われた東京マラソンは、42.195キロと10キロのコースに分かれ、フルマラソンでは、新宿の東京都庁をスタートし、銀座や浅草など都内の観光名所を駆け抜け、臨海部にある江東区の東京ビッグサイトがゴール地点になっていました。
関係者によりますと、大会を主催する東京マラソン財団は、ゴール地点を東京ビッグサイトから皇居などの観光名所が近い東京駅前へ変更する方向で検討していることが分かりました。これは、ゴールを人が集まりやすい東京駅前に変更することで、レースをさらに盛り上げようとするねらいがあるとみられます。
(東京マラソン ゴール地点を東京駅前に変更へ | NHKニュースより 2016/03/29 04:02)
29日の東京マラソン財団理事会で正式に決まる見通し。スタート地点は東京都庁のまま変わらないという。
東京都の舛添要一知事は2015年6月の記者会見で、ブランデンブルク門をゴールとするベルリン・マラソンを例に「(ランナーが)ビッグサイトに入ってきた時に感動はない。やはり万雷の拍手を浴びながらゴールするのがいいし、東京スカイツリーでも皇居でも、東京だという(景色も)あった方がいいと思う」と語っていた。