香港のキャセイパシフィック航空は、女性客室乗務員(CA)の制服のルールを変えると明らかにした。女性CAがパンツスタイルで勤務できるようになる。BBCなどが伝えた。
1946年の設立以来、キャセイパシフィック航空は一貫して女性CAにスカートの着用を義務付けていた。しかし荷物を頭上の棚に上げる時や、通勤中など、短いスカートの着用に多くの乗務員が違和感を表明していた。
これにより、2014年に女性客室乗務員らが「露出度の高い制服はセクハラを招きかねない」としてデザインの変更を求めた。また昨年の #MeToo ムーブメントを受け、同社はルール変更を迫られていた。
同社はBBCの取材に対して「お客さまと同じように、客室乗務員たちにも多様な選択肢を提供することは重要だ」と話したという。
ただし、パンツスタイルの制服は次回の制服変更より導入される予定のため、早くても3年後となる見通し。