アメリカ・フロリダ州で6月19日、子どもの胸にナマズのヒゲが刺さり、病院に搬送された。
パスコ郡消防署のFacebook投稿によると、子どもは母親と車で病院に向かっていたが、途中で呼吸困難に陥り、母親が助けを呼んだという。
ナマズのヒゲは子どもの胸に1〜1.5インチ(2.5〜3.8センチ)も刺さっており、対応した消防士は緊急を要する外傷だと判断。フロリダ州タンパの病院にヘリコプターで搬送した。
パスコ郡消防署の広報担当者コリー・ディアドフ氏はタンパベイ・タイムズ紙に、ナマズが毒を持っていたかどうかは不明だと述べた。そして「それがヘリで緊急搬送された理由の1つです」と語った。
ディアドフ氏は、子どもがどのように刺されたかは不明だと話し、このような事故は「稀だ」と述べた。
「こんなこと聞いたことありません。漁師がナマズのヒゲで切り傷を負ったとか、足の裏に当たって感染症になったという話は耳にしますが、胸を刺すようなことは聞いたことがありません」
フロリダ州の魚と野生生物保護委員会は最近、フロリダ南西部でよく見られるハマギギ科やガフトプスルナマズについて釣り人に注意を促していた。これらの種は、ビーチや運河、マングローブや波止場の下など、汽水域に生息する傾向があるという。
フロリダ州保健局によると、ナマズの毒はヒゲではなく背中と横のヒレにある棘にあることが多く、刺されると腫れや痺れ、失神や心拍の低下などを引き起こす可能性があるという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。