一生の記念になるウェディング写真。猫を飼っている人なら、大切な家族である愛猫も一緒に写真にうつって欲しいと思うだろう。
でも気まぐれで、新しい場所や大勢の人たちが苦手な猫が、結婚式に参加するのは難しい(猫だって参加したいと思わないだろう)。
イタリア北部の街ヴィチェンツァに住む写真家のマリアンナ・ザンピエーリさんは、結婚式当日ではなく、結婚式の後に愛する猫たちと一緒のウェディング写真を撮影した。
ザンピエーリさんは5年前、保護施設にいた猫をもらい受けた。アーサーと名付けた猫との暮らしの中で、猫写真の撮影にも力を入れるようになり、ザンピエーリさんにとって、猫はなくてはならない存在になった。
その後、ザンピエーリさんは2017年4月に結婚。しかし大事な結婚式の日にアーサーの姿はなかった。
「人生で一番大事な日の写真に、アーサーがうつっていないなんて耐えられなかった」と言うザンピエーリさん。結婚式の後に、自宅でウェディングドレスを着て、アーサーと一緒にセルフポートレートを撮った。
美しい花嫁と愛猫の記念写真がコチラ。
その後、友人たちからも猫とのウェディング写真をとって欲しいとお願いされるようになった。
「大好きな猫と一緒の写真を、結婚式当日に撮るのは難しい。これはみんなわかっていることです。結婚式の日は感情的になりすぎるし、やることも多過ぎる。それに、習慣を好む猫にとっては人が多過ぎます。だから結婚式の後に彼らの自宅に行き、ドレスアップした新郎新婦と猫の写真を撮っています」
猫を飼っている人ならわかると思うが、猫はいつでも協力的なわけではない。だから一緒に写真を撮るのが難しいときもある。
しかしザンピエーリさんがこれまで撮影した猫たちは、とても協力的だったと言う。
「それぞれ性格は違いますが、どの猫も、まるでこの日がとても重要な日だと理解しているかのように、自分なりのやり方で撮影を楽しんでくれました」
「特に美しい白猫のペーラは、何層にもなっているウェディングドレスでの写真撮影が気に入ったようです。トレーン(長く引きずる部分)にずっと横になっていました」
ザンピエーリさんにウェディング写真を依頼したい場合は、彼女のウェブサイトやメールから申し込める。Facebookページでも作品を紹介している
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
「家族のかたち」という言葉を聞いて、あなたの頭にを浮かぶのはどんな景色ですか?
お父さんとお母さん? きょうだい? シングルぺアレント? 同性のパートナー? それとも、ペット?
人生の数だけ家族のかたちがあります。ハフポスト日本版ライフスタイルの「家族のかたち」は、そんな現代のさまざまな家族について語る場所です。
あなたの「家族のかたち」を、ストーリーや写真で伝えてください。 #家族のかたち#家族のこと教えて も用意しました。family@huffingtonpost.jp もお待ちしています。こちらから投稿を募集しています。