【猫の日】0.2秒で夢中「猫もぐらたたきBOX」 可愛いで終わらない保護プロジェクト(画像)

一般社団法人アニマル・ドネーションらが参画する「猫もぐらたたき実行委員会」は2月22日、特製の猫専用おもちゃ「猫もぐらたたきBOX」のためのクラウドファンディングを発表した。その内容とは?
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一般社団法人アニマル・ドネーションらが参画する「猫もぐらたたき実行委員会」は2月22日、特製の猫専用おもちゃ「猫もぐらたたきBOX」のためのクラウドファンディングのプロジェクトを発足させた。

制作費となる50万円の購入金が集まれば、限定2222個分のBOXの制作が決まり「猫もぐらたたき大会」も開催するという。50万円以上寄せられた購入金は、すべて猫の保護のために寄付する。

きっかけは、話題になったこの動画だったという。

猫も、猫好きも楽しめる「猫もぐらたたき」。楽しみたいけど売っていない……。そんな悩みを解消するために、「猫もぐらたたき実行委員会」は、自ら「猫もぐらたたきBOX」を作ってしまったのだ。

「せっかくオリジナルで作るなら」と熱心に試作づくりを重ね、猫カフェに通ってテストし、猫や人の意見を取り入れたという。

テストは続けられた。

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その結果、最新のデザインは、「猫もぐらたたき」ができるだけでなく、猫がスフィンクスにも変身できてしまう可愛いダンボールになった。

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そんな「猫もぐらたたき実行委員会」の本来の目的は、猫の保護。

環境省によれば、日本では2014年の1年間で9万9500匹あまりの猫が、行政によって殺処分されている。年々、減っているが、犬よりも猫の方が殺処分数が多いのが現状だ。

今回の制作費をのぞいた購入金はすべて、一般社団法人アニマル・ドネーションを通じて、猫の保護カフェ「ネコリパブリック」に寄付される。

「猫もぐらたたき実行委員会」のメンバーのひとり、ブランディアの小磯卓也さんが2月21日、猫カフェで最新の試作品をテストしたところ、ダンボールを置いた瞬間、1秒もたたないうちに猫がダンボールの中に入ってきたという。「猫は遊んでいると、思わずツメを出したり噛んだりしてしまうので、ケガ防止に軍手などをしたほうがいいかもしれないですね」とコメントした。

小磯さんは2014年秋、医師の男性から「マーケティングによって動物の殺処分を減らせないか」と相談を受けたことがきっかけで、殺処分の問題を知ったという。「知ってしまった以上、見過ごすことはできない」と、週末を使って勉強会や保護活動に参加。12月に洋服やバッグなどの買い取りに応募することで、犬猫の保護ができる「リボンBOX」を開始するなど、楽しみながら動物を保護できるプランを進めている。

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