宮崎駿監督の名作『天空の城ラピュタ』が、8月30日の「金曜ロードSHOW!」(日テレ系)で放送される。公開から30年以上が経っても、今なお多くの人に愛される『ラピュタ』だが、実は、作品の発案時には別のタイトルが考えられていた。
2017年放送時に特設された番組公式サイトやTwitterによると、当時の仮タイトルは『少年パズー・飛行石の謎』だった。
また、サブタイトルも検討されており、「空中城の虜」「空とぶ宝島」「飛行帝国」などが挙がっていたという。
また、「パズー」という名前は宮崎監督が学生時代に考えた「船乗り」の名前で、「シータ」は数学で習った記号から思い付いたという。
『沙漠の魔王』から「飛行石」の着想を得た
スタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫さんの対談によると、宮崎監督は、ラピュタのアイデアを小学校のときに考えたという。
着想のひとつとなったのは、福島鉄次が書いた長編絵物語『沙漠の魔王』だ。この物語に登場する「飛行石」を作品の中に取り入れたのだという。
なお、作品の舞台についてスタジオジブリの公式サイトは、イギリス・ウェールズ地方を「大いに参考にした」と書いている。