学校でカセット盗んだ疑い 「子どもの声聞きたかった」
学校に侵入し、カセットテープを盗んだなどとして、長野県警大町署は、富山県砺波(となみ)市、無職黒田健司容疑者(29)=建造物侵入罪で公判中=を窃盗(学校荒らし)などの疑いで長野地検松本支部に追送検し、17日、発表した。「子どもの声が聞きたかった」と容疑を認めているという。
署によると、黒田容疑者は、2010~16年にかけて、長野、新潟、富山、石川、岐阜の5県の保育園や高校などの校舎計36カ所に侵入、カセットテープやビデオテープなど計205点(計約2万2千円相当)を盗んだ疑いがある。
盗まれたテープには校歌を歌う子どもの声や、卒業式の様子が録画されていた。黒田容疑者は「子どもの声や画像に興味があった。九州から東北まで約100カ所の廃校で盗んだ」などと供述しているという。
黒田容疑者は今年8月、大町市内の廃校となった高校に侵入したとして、建造物侵入の疑いで緊急逮捕されていた。
(朝日新聞デジタル 2016年11月19日 02時17分)
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