大雨で浸水した佐賀市の中心部で、コイが路上で泳ぎ回る事態になっていた。増水した川から出てきたとみられる。
「魚だ。でけー」。佐賀市の会社員男性(25)たちはそう叫ぶと、道路の上をゆっくり泳いでいたコイがびちゃびちゃと水しぶきをあげて電柱に向かった。
佐賀市の中心部。7月6日午後7時ごろ。男性は会社から帰宅後、大雨の影響が心配になり、友人と一緒に自宅付近を散策していた。付近の道路は路面から約20センチの高さまで水に浸っていた。
歩いていると、道路を泳ぐコイに遭遇。動画で撮影しようとしたが動きが素早く、1度だけ成功した動画をTwitterに投稿した。
コイは茶色っぽく、50センチ程度だったという。現場近くには佐嘉(さが)神社があり、取り囲むように川が流れている。この川も大雨で増水し、路上に水があふれていた。「おそらく目撃したコイはここから出たんだと思います」。男性はそう驚いていた。
佐嘉神社によると、川には普段、複数のコイが泳いでいるが、コイの状況は確認していないという。現場はJR佐賀駅の南約1.5キロ。