リビア北部から約100キロ沖の地中海のランペドゥーサ島で4月18日夜、700人以上の移民を乗せた漁船が転覆し、これまでに28人を救助したが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道担当官は19日、700人近くが死亡したおそれがあると発表した。ハフポストイタリア版などが報じた。
事故発生当初の情報では、18日夜、漁船から沿岸警備隊に航行不能で救助を求める無線通信があった。その際におよそ700人を乗せていると伝えられた。要請を受けたポルトガルの商船が転覆を確認した。別の船が近づいた時に移民船に乗っていた人たちが片側に寄ってしまったため船が傾いたとみられる。
地中海では15日にも移民船が転覆し、約400人が死亡したと伝えられた。また、2月にも転覆事故によりおよそ300人が死亡したとされる。
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この記事はハフポストイタリア版に掲載されたものを翻訳しました。
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