NBA優勝パレード、銃撃事件で2分間中断も続行。トルドー首相はラプターズのファンに語りかけた。

「ラプターズ」がカナダ勢として初優勝。200万人が沿道に集まっていた。
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ラプターズの祝賀パレードのステージで観衆に向かって演説するトルドー首相
USA Today Sports / Reuters

カナダ勢として初のNBA優勝を祝う祝賀パレードが一時、パニックになった。

カナダのトロントに拠点を置く「ラプターズ」は6月13日、アメリカのプロバスケットボール「NBA」で初優勝を果たした。これを受けてトロントで6月17日、大規模な祝賀パレードが開かれた。沿道には約200万人が詰めかけたという。

 CNNなどによると、その最中の午後4時ごろ(日本時間18日午前3時ごろ)、市庁舎前のネイサン・フィリップス広場で銃撃事件は起きた。

地元警察のTwitterによると4人が撃たれて負傷したが、命に別状はないという。容疑者とみられる3人の身柄を確保し、2つの銃器を押収したという。

カナダの公共放送CBCの記者が撮影した動画には、銃撃後に人々が逃げ惑う様子が映し出されている。 

 

その後、パレードは2分間の中断を挟んで続行。選手と共に登壇していたトルドー首相もステージに残った

Gulf Newsによるとトルドー首相は観衆に向かって「ラプターズのファンの皆さんは、カナダが何で出来ているかを、毎日示してくれています。それは、(勝利を)信じる人々です」と話しかけたという。