イギリスのファッションブランド「バーバリー」は2月17日、ロンドン・ファッション・ウィークで開催した2018-19年秋冬コレクションで、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア)を象徴するレインボーカラーのアイテムを発表した。
2001年にバーバリーのデザインディレクターに就任し、2018年3月末にプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)を退任するクリストファー・ベイリーにとっては、最後のコレクションとなった。彼は今回のコレクションを通して、多様性を受け入れる象徴ともいえるレインボーカラーを施した。
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BURBERRY
ブランドを象徴するバーバリーチェックに織り込まれたレインボーストライプから、派手なストライプのケープまで、コレクションのランウェイは、レインボーカラーに彩られた。
バーバリーはメッセージだけでなく、行動でも示した。バーバリーは、3つの慈善団体「アルバート・ケネディ・トラスト」「イルガワールド」「トレバープロジェクト」に寄付し(金額は非公開)、LGBTQコミュニティへのサポートを世界中に広げるための貢献をした。
「私の最後のコレクションは、世界中のLGBTQの若者を支援する最も優れた団体を支援、支持するために捧げました」と、ベイリーは語った。「多様性こそが私たちの強みや創造力であると発信するのに、今回のコレクションは最もふさわしい時なのです」
ファッション界やエンタメ界で、LGBTQを支援する動きは着実に広がっている。
ベイリーの盟友で、ロンドンファッションウィークで常連のデザイナー、アシシュ・グプタも長年ランウェイでレインボーカラーと多様性を支持してきた。
テレビ番組の人気司会者ホリー・ウィロビーは2017年9月、トーク番組「ジョナサン・ロス・ショー」に出演した際、レインボーカラーに彩られたアシシュの洋服を身にまとった写真をInstagramに投稿した。
レインボーカラーのバーバリーコレクションは、レザートップのスニーカーなどが購入できる。
バーバリー以外にも、注目すべきレインボーカラーのアイテムがある。
コンバースのレインボーカラーのシューズ「チャックテイラー・オールスター・ブライド・ジオスター」(利益のすべては、LGBTQの若者をサポートする団体へ寄付される)や、LGBTQ支援団体「ストーンウォール」が発売している、レインボーカラーの靴ひもなども購入可能だ。
ハフポストUK版より翻訳・加筆しました。