オリンピック野球で使われている「アレ」に世界が注目。「MLBも導入すべき」の声も

東京オリンピックのために作られた、特別な「アレ」に注目が集まっています
Open Image Modal
横浜スタジアムで行われた、予選リーグのアメリカ対韓国戦(2020年7月31日)
Yuichi Masuda via Getty Images

連日熱戦が繰り広げられている、オリンピック野球の試合。

試合内容とは別に、画面の向こうにいる観客たちを楽しませているものがある。

それは、リリーフ投手をブルペンからマウンド近くに運ぶ「リリーフカー」だ。英語では「ブルペンカート」と呼ばれる。

そのユニークなデザインに世界の人たちは心を奪われたようで、野球の試合が始まった後にソーシャルメディアで話題になった。

 オリンピックでは、とても素晴らしいブルペンカートが使われている

デザインに注目集まる

東京オリンピックで使われているブルペンカートは、王冠のようなグローブ型の椅子が備え付けられていて、そこに投手が座るデザインになっている。投手とドライバーは距離を保てる仕様だ。

アメリカのメジャーリーグでも1950年代にブルペンカートが導入され、かつてはゴルフカートにチームの帽子をつけたデザインが主流だった。

90年代からは徐々に使われなくなったが、2018年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスが球団創立20周年を記念して、ブルペンカートを導入した。

ちなみに日本では、オリンピック会場になっている横浜スタジアムや、阪神甲子園球場、ZOZOマリンスタジアムで使われている。

ユニークなデザインのブルペンカートは海外の観客にとっては珍しいものだったようだ。Twitterには、様々な反応が投稿されている。

ソーシャルディスタンスをとったブルペンカート?

ダウンタウンをこれでドライブしても恥ずかしくない。すごくいいですね

グローブの座席が王冠のよう。100%気に入った

めちゃくちゃいい。全てのMLBのチームが明日から導入すべき

なんという入場方法だ。ホセ・“ジャンボ”・ディアスが、ブルペンカートのジャンボサイズのベースボールグローブに乗って、マウンドに向かった

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。