連日熱戦が繰り広げられている、オリンピック野球の試合。
試合内容とは別に、画面の向こうにいる観客たちを楽しませているものがある。
それは、リリーフ投手をブルペンからマウンド近くに運ぶ「リリーフカー」だ。英語では「ブルペンカート」と呼ばれる。
そのユニークなデザインに世界の人たちは心を奪われたようで、野球の試合が始まった後にソーシャルメディアで話題になった。
オリンピックでは、とても素晴らしいブルペンカートが使われている
デザインに注目集まる
東京オリンピックで使われているブルペンカートは、王冠のようなグローブ型の椅子が備え付けられていて、そこに投手が座るデザインになっている。投手とドライバーは距離を保てる仕様だ。
アメリカのメジャーリーグでも1950年代にブルペンカートが導入され、かつてはゴルフカートにチームの帽子をつけたデザインが主流だった。
90年代からは徐々に使われなくなったが、2018年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスが球団創立20周年を記念して、ブルペンカートを導入した。
ちなみに日本では、オリンピック会場になっている横浜スタジアムや、阪神甲子園球場、ZOZOマリンスタジアムで使われている。
ユニークなデザインのブルペンカートは海外の観客にとっては珍しいものだったようだ。Twitterには、様々な反応が投稿されている。
ソーシャルディスタンスをとったブルペンカート?
ダウンタウンをこれでドライブしても恥ずかしくない。すごくいいですね
グローブの座席が王冠のよう。100%気に入った
めちゃくちゃいい。全てのMLBのチームが明日から導入すべき
なんという入場方法だ。ホセ・“ジャンボ”・ディアスが、ブルペンカートのジャンボサイズのベースボールグローブに乗って、マウンドに向かった
ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。